岡山県レポート

2015.01.16

「宿場町矢掛」

古民家再生プロジェクト

自分で作ったお菓子を食す参加者 岡山県といえば後楽園、倉敷の美観地区、県北には名湯(湯郷・湯原・奥津)が有名ですが、県南西部に位置する井笠地区も観光客を誘致しようと行政と地元企業が一体となって新企画を押し進めています。なかでも井原線矢掛駅より徒歩で回遊できる矢掛町は国内唯一残る貴重な歴史遺産「矢掛本陣」「脇本陣」を有する昔ながらの街並を残し、宿場まつりの「大名行列」は豪華絢爛。更なる集客を得るために、今年度矢掛町60周年を記念し、昭和初期の古民家を改修した「やかげ町家交流館」をオープンしました。毎週コンサートやトークイベントなどが催され、国道486号沿いのアクセスのよさから土、日には観光客も増えました。この木の香り漂う落ち着いた和の空間で昨年10月11日、青年部による「プロが教える和菓子教室in矢掛町家交流館」を開催しました。青年部員が講師となり参加者の手で作った上生菓子をお抹茶(淡交会笠岡支部青年部協力)とともに頂くという企画で、柔らかな日差しにも恵まれ建物と着物の風情が和菓子を引立てていました。私ごとですが、娘も体験型の企画を好み1眼レフカメラを持参して出かけます。甘味はどこに行ってもあるけど、建物や歴史、楽しみ方も大切な要素のようです。

和菓子教室 更に青年部員は昨年12月6日・7日に岡山県職業能力開発協会主催の「ものづくりフェア」にて創作和菓子製作体験、ステージ創作和菓子実演の依頼を受け、分担して実施しました。

 さて、矢掛町では今年3月21日に「やかげ町家交流館」と併設の宿泊・温泉施設「矢掛屋」もオープンします。宿泊施設内にはテナントを募集しています。3月21日(土)・22日(日)には『備中矢掛宿の街並みをよくする会』主催「和菓子グランプリinYAKAGE」が開催予定で、矢掛町内の菓子業者が出店、お客様の投票によりグランプリを決定、お楽しみプレゼントなど企画中です。昨年12月に岡山駅直結中四国最大級イオンモール岡山がオープンしました。県外からお越しになるお客様も増えるでしょう、井笠地区にも寄っていただくために地域一体となって取組んで欲しい。

 岡山県菓子工業組合事務局・萱野美香