北海道レポート

2015.01.16

工場見学会「きのとや東苗穂工場/札幌白石本店」

―組合員メリットを実感―

 「いい会社をつくりましょう。」(長沼昭夫/㈱きのとや社長)という呼びかけに全社員が共鳴。充実した施設だけでなく情報を共有し社員と一体となっての取り組みや工夫を凝らした仕組みを学ぶ。平成26年11月20日(木)北海道菓子工業組合青年部(吉田貴之部長)による㈱きのとや東苗穂工場/札幌白石本店の見学会が行われ全道各地から参加者(30名)が集いました。

 東苗穂工場では「安全安心」なお菓子づくりと働きやすい職場環境への配慮やスタッフの皆さんの現状に満足せず改善を推し進める姿に目を見張る。

①手洗い―徹底した手順にのっとった方法を遵守

②入室基準―製造員家族を含む体調確認

③情報の共有―課題と目標の設定。数値化された掲示にやる気が喚起される

④予防・勧奨―「インフルエンザ予防接種を受けましょう」など

⑤先入れ先出し―納入先との信頼関係を構築

⑥社員への〝おもいやり〟を通して、成長を促し責任感を引き出す

 こうした取り組みや仕組みが随所に盛り込まれ、手本とする事柄が多くありました。

 質疑応答も行われる中、長沼昭夫社長から㈱きのとや沿革のお話を通して『年輪経営』であること。社員が成長し、高品質高サービスを追求する。そして、社員が誇りを持って自慢できる会社を目指す。といった経営哲学を学びました。

 白石本店では販売スタッフ職の皆さんの『それぞれがお客様にとって一番いいと思うことをしよう』という〝きのとや流接遇〟を目の当たりにしました。さまざまなシチュエーションにどう対処するかを提案し合ったり、すぐに駆けつけて一緒に悩んでくれる上司。『すぐ会える社長』の存在といった風通しのよい社風が整っていることがわかりました。また、社員に対して誕生日にはお祝い金の支給があるほか、国内・海外の自主研修制度を実施し、旅費の半額を負担。社員の働く意欲向上にも力をいれるなど見習うところが多くありました。

 さらに、吉田貴之北海道菓子工業組合青年部部長より、北海道スイーツの底上げと次世代へつなぐために、マーケティングや衛生法規も含む広いテーマでの講習会や研修会を開催したり、技術コンテストを実施してはとの提言もありました。その後の交流会では、小鹿卓司稚内支部青年部副部長の挨拶からはじまり和やかに交流会が行われ有意義な見学会事業となりました。

 北海道菓子工業組合では、昨年5月20日に新理事長に長沼昭夫氏が選任されて以来、道内の各支部を訪問[9月29日(月)北見支部(㈱清月、渡辺主人支部長)、11月11日室蘭支部(㈲かわむら、河村信義支部長)11月13日函館支部(㈱はこだて柳屋、若杉充宏支部長)]を実施するなど2016年の北海道新幹線開業をめどに組合の活性化を図り意見交換をしながら、組合員であることのメリットをさぐっています。(㈱きのとや様では通常、工場見学を行っておりませんが、今回は特別に見学させていただきました)

 北海道菓子業組合専務理事・久木利弘