神奈川県菓子店

2015.01.16

ゆるキャラ「かきまるくん」登場! 大平屋野村商店

後継者シリーズ⑧

ご主人の野村衛さんと息子さんの野村衛一さん 川崎市の西北端に位置する麻生区。その麻生区の地域資源で日本最古の甘柿『禅寺丸柿(ぜんじまるかき)』があります。今を去ること約八〇〇年前に発見され、昨年はくしくも禅寺丸柿が発見されてから八〇〇年という記念すべき年にあたり麻生区制三〇周年と併せてゆるキャラ「かきまるくん」がデビューしました。この禅寺丸柿は国・文化庁の登録記念物にも指定されていて、地域の活性化を図るべく誕生したキャラクターで、柿生中央商店街などでPRしています。今回ご紹介する「大平屋野村商店」は創業四十年余りで柿生駅改札の前がお店という好立地でご主人の野村衛さんは常に新しい事に挑戦して、かきまるくんの顔をイメージしたおまんじゅうを手間がかかるんだよねーと言いながらお客様の笑顔が嬉しいとか。その息子さんの野村衛一さんは、現在三十一歳、専門学校を卒業してから県内で修行されて今は親子で、お互いをたかめ合って新作に若さをつぎ込んでいます。ほんわかとした性格で、心和ませてくれそうな雰囲気を兼ね備えている衛一さん。和菓子作りには、柔和な笑顔がよく似合うと思います。かきまるくんをイメージしたおまんじゅうお店の看板商品は、川崎名産品認定の柿の里最中・太郎の夢などに加え、地元のニーズにあった商品もたくさんで、お客様が絶えないお店です。やはりその人柄でしょうか、お得意さまの気持をガッチリと掴んでいるから繁盛店なのですね。衛一さんの、後継者として家族とお店を守りながら頑張ってる姿こそ、これからのお菓子業界を背負って行く後継者だと思います。無類の柿好きな私が、こんなにすごい柿に出会えて嬉しかったのに季節が過ぎていて食する事ができなかったのが、とても残念でした。県内には知らない事柄がいっぱいで、これからの取材が楽しみになりました事をお伝えして終わります。

 神奈川県菓子工業組合事務局・神原裕美子