香川県菓子店

2014.11.15

地域活性の取り組み

創業者理念引き継ぐ「かまど茶会」

名物かまど 弊社は、香川県(うどん県)にて菓子製造販売業を営んでおり、今年で創業78年を迎えることができました。お客様に愛される地域一番店を目指し、日々さまざまな取り組みを行っております。

 弊社のメイン商品は「名物かまど」という、創業の地・坂出市の特産品であった塩を炊くかまどをモチーフにした、黄身餡を包んだお饅頭であります。

 その「名物かまど」も、近年チョコを練りこんだ「チョコかまど」をバレンタイン商品として発売し、今までにない若年層の顧客を開拓することに成功しました。その後も「桜かまど」「新茶かまど」「栗かまど」と季節ごとの種類を増やし、相乗効果で昔からの「名物かまど」も再認知して頂けるようになりました。

 また、昔から言われておりますが「地場産素材」の重要性にも着目し、その活用について積極的に取り組んでいます。

 ひとつは、県内のすぐれた農産品を掘り起し、お菓子に活用しています。

 坂出には三金時と呼ばれるさつまいも、みかん、和にんじんが有名で、他にも高瀬町の新茶、仁尾町のレモンなど豊かな農産品があります。既存の商品にこれらの素材を加えていくことで「讃岐産」という価値を付加し、常にブラッシュアップしております。

 それに加え、近年は"香川から世界へ 夢の糖"としてブームとなっております「希少糖」を加えた商品の開発も行っています。

 ご存じのように「希少糖」は甘味ながらカロリーオフ、血糖値上昇の抑制など、大変注目されておりますが、こちらも地域活性の取り組みとしてさまざまな商品開発に取り組んでおります。特に、和菓子・餡に希少糖を使った商品は他にも少なく、お客様にご好評をいただいております。

 また、創業者 荒木三郎の理念でもあります「菓子を通じて地域の文化向上に寄与する」という理念のもと、昭和29年より毎年初夏に弊社主催の「かまど茶会」を開催しております。日頃のご愛顧への感謝の意味を込めまして、現在まで60数年間続けておりますが、ありがたい事に現在では県内有数の初夏の風物詩として約3,000名のお客様をお招きする程の大茶会となりました。

 お菓子とは、時は流れ形は変われど普遍的なもので、お菓子の大切さを改めて認識しながら日々精進している最中です。

 これからもこういった地域「讃岐」を常に意識した商品・サービスを展開し、お客様に愛される地域一番店を目指して参りたいと考えております。

 香川県菓子工業組合副理事長・株式会社名物かまど代表取締役・荒木一