埼玉県菓子店

2014.08.15

御菓子舗橘家(さいたま市)

新理事長の菓子紹介

『サッカー王子』と『サッカー王国』 埼玉県菓子工業組合では、小島正二前理事長の勇退に伴い、神戸武理事長が就任しました。当人の自己紹介及び熟考を重ねている埼玉県菓子工業組合の今後の活動方針につきましては、後日、本紙面又は同組合内にて当人によりレポートする予定です。

 さて今回は、同理事長のお店御菓子舗橘家さんのお菓子を紹介します。同店の名物は『サッカー王国』と『サッカー王子』の2種類です。サッカー王国は、可愛いドーム型でサッカーボールを模した焼き菓子です。卵黄のみを白餡と練り、まろやかに仕立てた黄身餡を、生クリームとバターをたっぷりと使ったきめこまかな皮で包み焼きあげました。洋菓子感覚でお楽しみいただければと言うことです。

 サッカー王子は、サッカーボールの形が可愛い食べやすい大きさの最中です。小倉餡と柚子餡の二種類、中にはまるでポイントゲッターのような大福豆(手亡豆)を入れて、小さくても存在感を出すように仕上げてます。

 同店がサッカーにちなんだ菓子を二種類看板商品としているのは、ある理由があります。お店はさいたま市内に2店舗構えており支店の大宮店は、息子の神戸慎太郎さんが店主として切り盛りしてます。さいたま市と言えばサッカーの街として有名で、Jリーグ2チームを抱えています。浦和レッドダイヤモンズ通称浦和レッズと言えばおわかりでしょう。

 さて息子の慎太郎さん、菓子店経営の傍ら浦和レッズ傘下のサテライトチームやJユースチーム・ユースチームの監督も併せて長年務めてきました。昨年は、オリンピックやワールドカップの全日本メンバーを多数有する、なでしこリーグの名門浦和レッズレディースの監督に就任し、今年も同チームのヘッドコーチというプロサッカーマンでもあります。最中・焼き菓子とも考案は息子慎太郎さんだったそうで、製造責任者も同氏です。熱狂度は日本一で有名な浦和レッズファン、サッカーをモチーフにしチーム関係者が製造した菓子は、発売と同時にファンの間で知名度が上がりテレビなどマスコミで話題にされ、選手の後押しも受けファン定番菓子に根付く大ヒットとなりました。

 菓子業界内にも色々な人が居て色々な商品が有りますが、本業と副業と趣味をここまで実益に結びつけた菓子は、他に例を見ない事と思われます。

 埼玉県菓子工業組合専務理事兼広報・中島祥夫