長野県レポート

2014.05.15

名物 高遠まん頭

数百年の歴史を後世に繋ぐ

 「天下第一の桜」で、全国的に知られる長野県伊那市高遠の高遠城趾公園は毎年二十数万人の観光客が訪れる桜の名所です。

 この地ではお土産としても有名な、名物「高遠まん頭」が古くから作られています。特にお花見の時期には忙しく、朝から晩まで製造に追われます。お土産の消費が年々少なくなる中、ここ数年は一箱の内容量を減らして、お客様がお求めやすいように工夫しております。また、伊那市観光協会のイベントには全面的に協力させていただき、地域の産業振興に努めております。

 地元の小学校では「まんじゅう作戦」と銘打ち、子供たちが栽培して収穫した小麦粉を使ったおまんじゅうを作ったり、城趾公園で販売体験を行ったりしています。中学校では、臨時の校庭駐車場でお土産の販売やお茶の接待を行いました。元気な挨拶でお客様をお迎えする姿に高い評価を頂きました。

 また、数年前までは、秋に行われるイベントでは、各組合員が制作した工芸菓子を小規模ながら展示してきました。今年は是非とも復活させようと、杯を交わしながら策を練っております。

 高遠菓子商組合は、かつて十数軒が軒を連ね、味と技を競ってきましたが、近年は三軒だけになってしまいました。

 数百年の歴史を誇ると云われている「高遠まん頭」を後世につなげることがでるように、日々勤しんでおります。

 長野県菓子工業組合高遠支部長・赤羽敏