福島県菓子店

2014.05.15

福々和本舗

地域に愛される菓子店を目指して

福々和本舗 地域密着型の菓子店を創業したのは1956年(昭和31年)。創業者の父が、当時の鉄道弘済会へまんじゅうを納入しながら高度成長経済の波に乗り実績を積み重ねて礎を築いてきました。また、東北自動車道の開通に伴い、サービスエリア売店での販売で当社の売り上げは増加し続けましたが、卸依存が強く、全体の7割以上を占めていたため薄利多売の経営が続き、やがてライバル店の進出の影響もあり営業利益の減少で、経営の見直しを迫られるようになりました。

 その頃、方針転換の必要性から数回の店舗改築を実施し、製造商品の見直しを重ねながら、卸に頼らない直販の営業方針に少しずつ変えてきました。現在では、直販が9割以上を占めるまでになりました。

 以来、福の神の「福」・幸せの「福」・家族団らんの「和」の意味を込めて「福々和本舗」を店名にして地域に愛される菓子店を目指し「美味しさを追求し、夢と喜びにあふれた感動するお菓子創り」を常に心がけています。

 当店独特の菓子を開発しお客様に支持されている商品を紹介します。数えきれないほどの曲を作曲された故人「古関裕而先生」は、福島市生まれの福島市民栄誉賞第一号です。その古関先生の処女作の「福島夜曲(せれなあで)」を、果物王国をイメージしたリンゴが詰まったガレット風に創作した「福島夜曲」を菓子処「福々和本舗」で製造販売、地域に根差したお土産菓子として順調に販売実績を積み重ねています。

和洋菓子半々の品揃え また、当店は、和洋菓子半々の品揃えをしていますが、17年前にビスケットを乗せたシュークリームを発売したところ、その軽い食感が好評で若中高年の幅広いお客様からご好評を得て、今では看板商品にまでなりました。しかし、「福々和本舗」の原点は和菓子屋です。「福々和まんじゅう」が創業以来の茶まんじゅうでこれも幅広い層から長年にわたり愛用されています。

 福島原発事故以来風評被害も少なからず受けていましたが、やや回復の兆しが見えてきました。今後も地域特性を生かし、お客様に愛される美味しい菓子創りを続けていきたいと思っております。

 福島県菓子工業組合副理事長・佐久間功