和歌山県レポートの投稿
干し柿使用「幸村サブレ」発売
「菓友会」有志6名共同開発
和歌山県菓子工業組合の若い経営者達「菓友会」ではサブレを新発売した。
戦国武将・真田幸村は、関ケ原合戦後、徳川家康により高野山の麓に幽閉され、九度山に暮らしていたと伝えられる。九度山町は柿の栽培が昔から盛んで、この地方一帯は日本一を誇る有数の産地である。
今回、幸村も食べたであろう干し柿を、お菓子に使えないかと有志6人が集まり試行錯誤の結果、サブレの生地やサンドに使うクリームに刻んだ干し柿を入れ、甘い味とさっくりした食感を出したという。
2010年から毎年県内の特産品を使い、期間限定のお菓子を開発している。
これまで新ショウガやポンカンジュースなどを使ったプリンを販売し、好評を得ている。
真田幸村にちなみ「幸村サブレ」と名付けた。
山本敦弘理事は「多くの人に味わってほしい」と話している。
和歌山県菓子工業組合事務局長・高橋義明