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恒例「新春合同懇親会・新春講演会」開催

東京都菓子工業組合・東京都菓子工業組合協力会

新春講演会 毎春恒例の東京都菓子工業組合・東京都菓子工業組合協力会との「新春合同新年会・新春講演会」が平成26年3月4日、上野「精養軒」にて開催されました。

 当初、2月14日に開催予定でしたが当日は朝から雪、天気予報も夕方にかけて積雪の恐れがあるとの予報でした。協力会外海会長の素早い決断で延期の決定をいたしました。結果は関東甲信越地方は記録的な大雪、東京の交通網も夕方から大混乱。予定通り開催を進めていれば、当日自宅まで帰れない人が大勢でたと考えられ、会長の立派な判断で会員の皆様に迷惑をかけずにすみました。しかしながら事務局は100名以上の参加者に中止の連絡。会場、講演者に延期の連絡そして次回の予定。大変なご苦労があって3月4日開催することが出来ました。今回の大雪でライフラインの数々が寸断され、物流がストップ。日販品を製造している組合員は前日出荷した商品がお店に届かず賞味期限切れで廃棄、当日製造した商品は出荷できず廃棄。二日分の売上がなくなってしまった組合員もいたり、従業員が出勤できず工場がストップしたり、原材料の入荷が送れたり大変な被害がでました。

 今回新春講演会にお迎えした講師は、経営ジャーナリストの疋田文明氏です。『元気な会社の経営』をテーマに講演をしていただきました。

 疋田文明氏は1950年奈良に生まれ1979年竹村健一氏と共に竹村健一未来経営研究会』を企画設立して、事務局長に就任。現在は経営ジャーナリスト、コンサルクントとして企業経営の現場を直接取材し、事例の紹介を中心に講演、執筆、経営指導を行っています。

 講演内容は現在も大変厳しい経済状態が競いているが、そのような中でも元気な会社はある。特に中小零細企業は①トップが現場に近い、問題がすぐ把握出来る。②意志決定が早い。③一人一人の人間が多くの部門を学べる。④資金力が大企業に比べ弱いことで知恵がでる。そして経営に必要なことは①『先人の知恵に学ぶ』上杉鷹山・渋沢栄一、二官尊徳、小林一三、岩切章太郎、先人たちの知恵は、厳しい時代の経営に大きな示唆を与えてくれる。②『経営力を鍛える』経営力とは組織を持続的に成長させる力。③『元気な会社から学ぶ』元気な会社には必ず共通したものがある。新しい顧客の獲得。古い顧客の維持。色々な事例を紹介し、大変わかりやすくどれもすぐやれそうな、元気のでる素晴らしい講演で、参加者一同大変勉強になりました。

 さて、その後会場を移動しての懇親会です。二葉晃司氏(二葉製菓㈱代表取締役)の司会により黒川耕次名誉会長(三黒製菓㈱取取締役)の挨拶があり、レオン自動機㈱取締役執行役員国内営業本部長片山芳夫氏の乾杯で開宴し、懇親会に入りました。100名近くの参加者で会場は大いに盛り上がり、しばしの懇談のあと平塚正幸氏(平塚製菓㈱代表取締役)の中締めにてお開きとなりました。

 東京都菓子工業組合・黒川耕次

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