イベント開催&レポート,宮城県レポート

2013.12.18

創立62周年、そして前へ…。

石巻支部の現状

いしのまき地域すいーつ 石巻の組合(支部)は創立50周年を迎えた折には、前理事長遠藤八郎様をお招きし、若手経営者たちとともに「50周年菓子まつり」を盛大に催しました。しかし60年目にあたる2011年は、あの東日本大震災のために開催することが出来ず、菓子店のマップを制作するだけにとどめ、各お店に配布しました。

 震災前は32店舗あった石巻の組合も今は24店舗になりましたが、そのうち今年新たに3店舗が開店の予定ですが、いまだ店を開くことができずに仮設で生活している方もおられます。

 あの震災にめげず石巻支部では1年をかけて新作菓子を開発しました。地場産品の一つである海産物の「ホヤ」を粉末にして使用しました。品名「保夜美人」は、地域で好評を得ております。残念ながら、作って販売している店は現在3店舗ほどです。

 私たちの組合では、一年に一回、宮城県東部地方振興事務所様等のご協力を得て、「いしのまき地域すいーつ」を開催しています。3回目の今年は10月10日(木)「石巻サンファン館」に於いて組合創立62周年と〝慶長遺欧使節出帆400年〟を祝って、24店舗中10店舗が試行錯誤の上作り上げたお菓子と、各店自慢のお菓子を出品展示したほか試食、販売も行いました。又いまだ稼働できない組合員数名の方々からは並々ならぬご協力をいただき、大勢のお客様にも足を運んでもらい大盛況のうちに幕を閉じました。

 組合員は、宮城県産のお米をはじめ、石巻地方の農水産物を使ったおいしいお菓子を作って多くの方に食べて頂こうと、努力を惜しまない店ばかりだと思っております。

 震災における人口減少、福島原発による風評被害など、まだまだ厳しいのが現実です。

 大きな震災から助かった命ですし、宮沢賢治の詩(うた)ではありませんが「雨にも負けず、風にも負けず、震災にも負けず……」の気持ちで、おいしいお菓子を食べて笑顔になる、そんな商品を作って、組合員のみなさんはもちろんのこと、お客様も厳しくも楽しい日々を送っていきたいと思います。

 最後になってしまいましたが、日本全国ばかりでなく、外国からも、たくさんの方々がボランティアで石巻を訪れて下さいました。本当にありがとうございます。

 みなさまのお力なくして今の石巻はないと思っております。とてもありがとうの一言では言い表せませんが、「ありがとう」の言葉しか浮かびません。心から感謝しております。

 私事で恐縮ですが、東北・北海道ブロック会議IN北海道会議の中で震災直後のこともあり、使ってない菓子用機械のご提供をお願い致しましたところ、早速株式会社一久様からは四日もかかって餅つき機が届きました。感謝してもしきれません、大切に使わせていただいております。みなさんからいただいた応援ご支援に応えるためにも、組合員一同ますますの努力をここお約束いたします。

 宮城県菓子工業組合常務理事 石巻支部長・髙橋美江