大分県レポート

2013.08.15

マルシェに学ぶ商売の多様化

若い勢力の新たなイベント

くじゅうやまなみキャンプ村のマルシェ 日本一の高さと長さを誇る歩行者専用の大吊橋で有名な玖珠郡九重町は、阿蘇くじゅう国立公園に指定された大自然を多く有する町で、この季節は週末になると観光客をはじめ登山やキャンプ、ツーリング等を楽しむ人達でいつも賑わっている。そんな九重の標高1100mの高原にある、くじゅうやまなみキャンプ村にて、7月20日(土)・21日(日)の2日間にわたり雑貨店が主催する野外イベントが開催され、県内外からたくさんのショップが出店した。各々が持参したテントの中に工夫を凝らしたレイアウトをすることで個性を演出し、独自のやり方で雑貨、軽食、菓子等を販売していた。このようなイベントはマルシェ等と呼ばれ全国各地で開催され集客、売上を着実に上げているようなので、今回、市場見学も含め組合員であるナチュラルベーカリーcramの大倉崇史氏と日曜日のみ参加した。

 当日は天気も良く大勢の来場者が訪れたが、おおよそ30~40代の人がほとんどで、夏休みということもあり子供連れの家族が多く、かき氷とジュースを買い求める親子が目立った。高地につき気温はそれほど高くはないものの陽射しが強いため、歩けばそれなりに暑く食欲減退に繋がるので、食品を販売するショップは苦戦しているようだった。大倉氏もこの事を予測しコロコロラスクの他に、かぼちゃの冷製スープを持参し対応した。

 イベントに出店しているショップの中には、地元で雑貨店を経営しながら同店内にカフェを併設したり、スイーツを販売したりするスタイルの店もあり、レジの横に丁寧にラッピングした手作りスイーツを並べていると、雑貨等と一緒に購入する客も多く、ブログ等で紹介してもらうことで知名度や人気が上がるケースが多いとのこと。イベント会場を見渡しても皆、手作り感のある商品を決して安売りせずに信念を持って扱っているようで、コンビニや量販店とはまったく異なり、組合とも違う商売を行う若い勢力は、それぞれが試行錯誤しながらマイペースに輪を広げている様子だった。

 大分県菓子工業組合事務局長・早瀬大雄