新潟県レポート

2013.05.15

新潟発、ここだけの地場産お菓子開発を目指して!

―産農官学の連携で差別化菓子を開発―

「新商品開発勉強会」で農業普及指導センター職員が説明 新潟県には日本海に面した330㎞余の砂丘を持つ海岸線があります。これを生かした葉たばこの砂丘地栽培をしてきた全国有数の生産県でした。ところが近時、健康志向・喫煙制限等が重なって葉たばこ生産は減少の一途を辿りつつあり、葉たばこ耕作農家にとっては死活問題となっています。

 行政においても早急な対応を迫られ、JA新潟みらい西営農センター、新潟農業普及指導センター、新潟大学教育学部からなる産官学共同の研究会を立ち上げました。

 新潟西地区農商工連携協議会では、地元菓子店に呼びかけ、砂丘地栽培に適した「さつまいも〈べにはるか〉」に焦点を当てながら、〝新潟にしかないお菓子作り〟に取り組んでいます。

 名付けて『新潟砂丘さつまいも《いもジェンヌ》』。当初、新しい菓子作りには新潟西地区の7店の菓子店が協力して差別化菓子製造に取り組み、一方、地域農業後継者の〈わけしょの会〉の栽培研究、新潟大学生による試食会の開催や消費者へのPR等を積極的に進め、地産地消・地域振興に取り組んでいます。

 新潟県菓子工業組合においても全県的な課題と捕らえ、組合応援団たる賛助会員と組合役員の参加する勉強会で取り上げて守りの菓子屋から攻めの菓子屋への転換を訴えているところです。

 組合離れ、組合存在意義が問われる昨今、今後とも産官学の共同、6次産業化の進展等に前向きに取り組みたいと考えています。

 新潟県菓子工業組合専務理事・当野昇治