北海道レポート

2013.04.15

「現代の名工」受賞と麦チェン事業

北海道菓子業界の未来のために

田中英雄氏 当組合の副理事長田中英雄氏(札幌市 菓子の樹 代表)が昨年11月8日に厚生労働省・卓越した技能者の表彰「現代の名工」(洋生菓子製造工部門)を受賞されました。

 数々の洋菓子コンテストでの受賞歴や業界へのご功績が認められてのご受賞です。

 同氏が中学卒業後に洋菓子職人の修行を始められた当時の北海道では和菓子職人を目指される方が多かったそうです。地元と横浜等での修行を経て昭和59年に独立されました。修行時代は1日の作業を終えてから洋菓子の研究に励み全国の洋菓子コンテストに積極的に参加され受賞を重ね数々の技能を身につけられました。また現在は経営の傍ら札幌洋菓子協会の会長や製菓専門学校の講師も務められており、北海道(札幌)での洋菓子コンテスト・講習会の開催や未来のパティシエ育成にも大変力を注がれております。3月21日には約280名の業界関係者の出席のもと祝賀会が開催されました。同氏はご挨拶の中で感謝の言葉に続いて周りの方々の協力を得ながらパティシエの世界大会を北海道で開催するのが目標と述べられておりました。今後ますますのご活躍が期待されております。

 もう一つの話題は麦チェン事業です。こちらは北海道が実施している、輸入小麦から道産小麦への利用促進を目的とした事業で、当組合も構成員として参加しております。

天然酵母かりんとう その取組の成果を発表する「麦チェン!北海道スプリング・フェスタ」が2月8日に開催され各地域団体の発表や交流会等が行われました。その中で道産小麦の研究者より今後は強力粉に加えて薄力粉の開発にも力を注がれるとの発言があり、数年先になると思われますが菓子業界の道産小麦の活用に明るい話題も提供されました。交流会ではPRブースが設けられ、当組合からは、北かり・三葉製菓株式会社(旭川市、水上崇社長)のご協力で道産小麦100%使用の「天然酵母かりんとう(蜂蜜・黒糖)」を提供いたしました。用意された試食品は大変好評のうちに無くなり、盛況裡のうちにイベントは終了しました。

 道産食材を使用していることで消費者の皆様にも安心感や親しみやすさも生まれていることが実感されるイベントでしたのでこれからも事業の継続に努めます。

 北海道菓子工業組合事務局長・渥美さよ子