和歌山県菓子店

2013.04.15

「紫香庵」 体験教室

和菓子の魅力を子どもたちに

㈲紫香庵 須賀良知さん ニュース和歌山2013年1月12日号に記載された素晴らしい記事が載っていましたので紹介します。和歌山市役所近くで和菓子店「紫香庵」を営む須賀良知さんが学校や地域のイベントで和菓子作りを始めて5年ほどになる。自分で作っておいしく食べる。持ち帰って家族に喜んでもらう。家でも作ったり、手伝ったりするようになる。そして和菓子のファンになる。「和歌山市の小学校53校中、訪れたのは半分くらい、全校制覇が目標」きっかけは自分の子供との会話だった。小学校での家庭科の様子を聞くと、洋菓子やパンの話題が出ても和菓子は全く出てこない。「学校行事で和菓子にふれる機会はせいぜい餅つきくらい。小さいころにおいしい和菓子を口にすれば、大人になってからもきっと好きでいてもらえる。そういった場を作りたいと思いました」和歌山市教育委員会に提案し、学校に出向く体験教室を2008年にスタートさせた。40キロもある蒸し器にガスボンベ、せいろと材料を持ち込み、今では月二、三回小学校へ赴く。ハロウィンのカボチャ、クリスマスツリー、こいのぼりと、季節感を大切にしつつ子供たちが目を輝かせるモチーフを用意する。教室では「あんは嫌い」という子が必ずいるのですが、後で「自分が作ったの、食べちゃつた」と言ってくれます。体験教室以外でも子供たちに教えたいとの声が上がり、昨年は家庭科の教師85人に研修を行った。学校にとどまらず、外国人が訪れる国際交流イベントや地域の親子教室とひっぱりだこだ。「子どもたちには将来は紫香庵にバイトにきてね。和菓子屋さんになれるよ」なんて声をかけます。「今関わった子供たちが10年、20年後に将来を考える時、例え職人にならなくてもこの体験がゆくゆく役に立てればうれしいですね」未来のライバルが出現するのを心待ちにしている。

 和歌山県菓子工業組合事務局長・高橋義明