福岡県レポート

2013.04.15

水天宮恋ものがたり 久留米の宝箱

老舗8店 味の競演

水天宮恋ものがたり久留米の宝箱 久留米市にある総本宮水天宮は、農業、漁業、航海のみならず安産の神として、また除災招福として全国でも有名な神社です。

 江戸時代には、有馬藩の江戸屋敷にも祭られ、江戸の人からも篤い信仰を集めていました。屋敷の塀越しにお賽銭を投げ入れる人が後を絶たないため、門戸を解放したほどです。「情けありまの水天宮」と親しまれ江戸の流行語となりました。

 その水天宮に祭られている安徳天皇に、恋の物語があるのをご存知ですか?

 壇ノ浦の難を逃れ官女に守られ筑後に潜幸した安徳天皇と、玉江姫との恋の物語を菓子で再現したのが「水天宮恋ものがたり」です。

 2010年に紅白まんじゅうとして発売され好評を得ていますが、今回お土産にも持って行けるものをとの声を受け、日持ちのする焼き菓子「水天宮恋ものがたり久留米の宝箱」を発売しました。

 久留米市の老舗和菓子店(萬栄堂、楢橋梅月堂、水月堂堤匠庵、亀鶴堂、和菓子処とらや、菓子処富松本家、和菓子処みやび、菓子舗古賀庄)8店舗からなる「くるめ名物菓子づくり会」が開発した焼き菓子セットです。各店が趣向を凝らした自信作が1品ずつ詰め合わされ一箱千円で発売されています。

 食材は全て地元産を使用したこだわりの菓子には、「正義」「久留米源氏」など、水天宮の神紋の椿の花の名前が付けられています。会の代表の石橋信次会長は「全国に分社のある水天宮のように全国区の久留米銘菓にしたい」と話しています。

 また、久留米菓子組合では11月に「くるめスィーツ&パンフェア」の開催を予定しています。久留米市民への感謝をこめ、久留米の菓子文化の創造と継承をテーマにイベントを行います。和菓子、洋菓子、卸し菓子、パン屋からなる当組合のバラエティ豊かな菓子やパンで、多くの人に喜んでいただけるフェアを計画しおており、現在、富松豊次実行委員長のもとフェアの成功に向けて取り組んでいます。

 福岡県菓子工業組合理事・石橋弘成