新潟県菓子店

2012.10.15

憩い・自然を重視する「月岡わくわくファーム」で時代の先取り!

取材に応ずる家井会長(右)、結城社長(左) 昨今、お菓子屋さんからは〈大変に厳しい〉との声が盛んに聞こえてきます。要因としては世帯人数の減少・冠婚葬祭の変化・手作業の衰退・和菓子から洋菓子へ・コンビニ菓子の拡大・後継者難等が押し寄せている為と考えられます。

 それにも拘らず、お菓子屋は苦慮しているだけで、対応策となると〈打つ手なし〉という状況ではないでしょうか。

古民家を移築した「月の丘」の内部 こんな中で〈今がチャンス〉とばかり、ミニ動物園や子供の遊び場を持ちながら前向きに取り組んでいる例がありました。早速、菓子販売・農産物直販・レストラン・パン屋等の施設を持つ「月岡わくわくファーム」を尋ねて、お菓子販売棟〈月の丘〉のリーダー、㈱いえいの家井偵弌会長と㈱結城堂の結城守利社長から現況や抱負などを聞かせてもらいました。

 新発田市にある月岡温泉は年間50万人来客数がある県内屈指の温泉地で、〈月岡わくわくファーム〉は温泉街から1㎞ほど里山に入った約3千坪ほどの複合商業施設です。駐車スペース150台を持ち、4棟の建屋に7店が入っている〈時代先取りの施設〉です。

 オープン3年目で来客数は40万人/年に達し、昼はお菓子・農産物の販売、夜はレストランでデートスポットとして賑わっているとのこと。

 家井偵弌会長曰く、「時代の先取りは多少の危険性を含んでいるので注意する必要がある」と言ってはいたが、行政と一体となっての取り組み姿勢は〈明日のお菓子屋のあるべき姿〉を感じさせられました。

 新潟県菓子工業組合専務理事・当野昇治