視点

全菓連顧問 安倍晋三先生 自民党総裁にご就任おめでとうございます(平成24年10月)

安倍晋三先生自民党総裁にご就任誠におめでとうございます。心よりお祝い申しあげます。
 全国菓子工業組合連合会の顧問にご就任いただいています安倍晋三先生が、自民党の谷垣禎一総裁が任期満了で出馬されないことによって、安倍晋三さん・石破茂さん・町村信孝さん・石原伸晃さん・林芳正さんの五名の方々が立候補され、去る九月二十六日党本部で投開票されました。総裁選は党員・党友による地方票三〇〇票と国会議員票一九八票の合計四九八票で争い、一回目の投票では石破さんは議員票三四票・地方票一六五票合計一九九票、安倍さんは議員票五四票・地方票八七票合計一四一票・石原さんは議員票五八票・地方票三八票合計九六票・町村さんは議員票二七票・地方票七票合計三四票・林さんは議員票二四票・地方票三票合計二七票で、一回目の投票では石破さんは過半数に届きませんでした。なお議員で投票しなかった票が一票あったことになります。しかし石破さんは地方票で過半数を獲得されたので、相当数の議員票が石破さんに流れるのではないかと思われたのではないでしょうか。安倍さんは国会議員票では石破さんを大きくリードしているので決戦投票の議員票で逆転があり得るのではないか、とも推測されたようでした。

引き続き一位の石破さんと二位の安倍さんとの間で決戦投票が行われ安倍さんが国会議員票一九八票のうち一〇八票を獲得し、八九票の石破さんを逆転されました。決戦投票は四〇年ぶりで決戦投票での逆転は五六年ぶりだったそうです。

一回目の投票で二位だった候補者が決戦で逆転されたのは、一九五六年の石橋湛山さん以来のことで、その決戦で敗れたのが安倍さんの祖父の岸信介さんだったのは何か因縁めいたことがあったようにも思われます。当時「もはや戦後ではない」と経済白書にも書かれた年のことでありました。爾来、自民党は国民に汎く潜在している現状維持意識に根づいて長期間政権を保ってこられましたが、三年前の秋、政権を明け渡し、自民党という名が国民に嫌われているではないかと、党名を変更しようかという動きもあったようでした。支援団体は離れ、陳情も減り、斜陽の日々が続いたのでありました。

新総裁の誕生は次期首相と目される党勢の復活であろうと思われます。過去自民党は原発を推し進め安全神話を作りあげ、尖閣や竹島では無為を続け、国債の増発で国の借金を膨らませてきたのも事実であります。

安倍新総裁に期待する国民の願いは大変大きいものがあります。先ず第一に景気上昇の対策でしょう。消費税の増税をはじめ、税収の増加をはかられるのも結構ですが、景気がよくなれば国民の所得が増え、税の増収につながることは自明の理であります。昔は公共投資をすれば、失業者も減り、日雇いの賃金はすぐに飲食に使われ、お金が循環したものでしたが、今は公共投資も機械化によって機械の賃借料に変わるだけですから、循環性はなくなりました。国民だけではない、外国の人も日本へ観光に来て、ここちよい日本でお金を落としてもらう方法をもっと考えるべきではないでしょうか。尖閣諸島・竹島問題、中国・韓国ともっと膝をつき合わせて話合ってほしいのです。外交に精を出して頂きたいと思います。

日本維新の会の誕生・教育問題・憲法問題等々、戦後半世紀を過ぎた今日、見直すべきものもたくさん出てきましょう。

いづれにせよ、新総裁に寄せる国民の要望を考える時、まず、健康に充分気をつけていただき、新薬が出来たからではなく、大変な激務に堪えていただくことを期待し、一刻も早く衆議院解散、総選挙によって自民党の復権とともに安倍首相の実現を切に希求するものであります。

 全国菓子工業組合連合会理事長・岡本楢雄