鳥取県レポート

2012.08.15

4月4日は「どらやきの日」

丸京製菓が提唱

どらやき 4月4日は「どらやきの日」。4と4を合わせたしあわせ(4合わせ)の日。どらやきを食べて皆が幸せになって欲しいという願いを込めた。丸京製菓(鳥取県)が提唱し、日本記念日協会の認定を受けた。

 丸京製菓のどらやきは、試行錯誤の末、鳥取県が誇る氷温技術を活用し、風味豊かな生地、甘さ控えめの餡(あん)、大山山麓の水、新鮮な地元の卵を使い、パッケージも明るいデザインにした。こうしてファミリー層に支持されるポップで、おいしさと値ごろ感のあるどらやきが完成した。

 創業は1958年。あんこ屋からスタートし、自分たちのあんこを使って和菓子を販売したいと思ったのが始まり。ところが94年、売り上げの80%を占めていた菓子問屋が倒産し、新たな販路開拓の必要に迫られた。未来をつくるためには、「名を名乗って商売していくこと要だと思い」、下請けメーカーから自社ブランド展開にシフトした。

どらやきの単独工場 そして、どらやきで世界に進出した。鳥取県米子市から、アジア、北米、欧州のほか、アラブ首長国連邦やブラジルなど海外15ヵ国へ輸出している。海外シェアは全体売上の15%。

 国内の菓子市場の縮小も見越し、半信半疑で挑戦した。面白いことに、海外駐在の日本人を通じて、国内では知られていなかった丸京製菓が、関東や関西にも販売網を広げることができた。今では、年間1億2千万個という単独工場としてどらやき世界一の生産量を誇る。

 毎年「どらやき祭り」を開催している。米子市の東山運動公園の命名権も取得して、「どらドラパーク米子」と名付けた。町と共に発展する企業が、長続きする企業だと考えてのことだ。

 鳥取県菓子工業組合理事長・小谷寛