滋賀県レポート

2012.06.15

現実的になった太陽光発電

DMMが新システムで販売

写真① 今夏の電力不足が懸念される中、デジタルコンテンツ配信を手がける株式会社DMM.comが新しい形でのソーラー発電システムの販売を始めた。DMMが設定する日照量、屋根の勾配、築年数などの基準をクリアすると、ソーラーパネルの枚数に関わらず実質八万円で設置できるという。今まで初期投資額150~200万が当たり前だった太陽光発電業界においてこれは破格の設定だ。その仕組みは発電された電気をDMMと2対8でシェアするというもの。DMMはその8割の電気を転売して初期費用の穴埋めをし、さらに利益をあげるということらしい。契約の10年間を満了すると、発電量は全て自分のものになるという。

 早速興味深々で審査を申し込んでみたが、1週間ほどで不採用の返事が。私の家の場合設置容量3・46kw、年間想定発電量3512kwhとのこと。国がむこう20年間42円/1kwhと基準を打ち出したので、我が家の場合14万7504円売電収入が得れる想定だ。

 シェアプランの審査に通らなかった場合は1kwあたり28万円~(法人向け25万円~)という完全販売プランもある。我が家の場合28万円×3・46kw=96万8800円。初期投資8万円に比べると遙かに高い金額であるが、6年半で元が取れる計算になる。回収に20~30年かかると言われてきた従来のものに比べ、遙かに導入しやすい。経費に余裕がある、コストを削減したい、売電収入を得たいという願いもいっそう現実的になった。さらに他社との競走が強まれば、近い将来もっと導入しやすい状態になっているかもしれない。

 自宅での電力自給率100%以上となれば電力不足の夏でも、少しは胸をはって電気を使えるし、電力自給率の高い企業が増えてくればそれこそ脱原発も身近な所から現実的になってくるのではないだろうか。国土を、環境を汚染してくれるな。菓子屋の切な願いです。

 滋賀県菓子工業組合青年部長・嶌幹夫