栃木県レポート

2011.11.15

組合員でよかったですね

スーパー・パティシェの講義

講師の興野燈さん(左) 皆さんはアマゾンで買い物をしたことがありますか。アマゾン川に浮かべた船で現地の人と交易することでは、もちろんありません。それは世界最大級の通販サイトのことです。アマゾンのページを開いて、「興野燈」と入力してください。『フランス菓子の新しい解釈―伝統のエッセンスを見直して作る(旭屋出版MOOKスーパー・パティシェ・ブック)』が出てくるはずです。なんと今回の講師は、このスーパー・パティシェ、興野燈さんなのであります。根がミーハーな私は、先生の発する骨太オーラーに目がキラキラ。前日の準備の後お話させていただきましたが、仏蘭西菓子を語る言葉は必ず歴史と文化がセット。どの菓子にもその味になった「必然」があり、そこをスタート台にすることの大切さを熱くも、理路整然と語られました。

 当日の大和食品様の実技会場は、場所を間違えたのかと思う顔ぶれ。「組合」の響きから縁遠いような、お洒落な若手技術者がずらり。男女ほぼ同数。主催者が変わらぬロートルでも、講師のパワーが会場を変えてしまうことに感嘆しました。

講習をうける受講者 当日の菓子は「タルト・シトロン」ガナッシュの「マンディアン・キャラメル」チョコのコクがなんともいえぬ「ジョルジュ・サンク」「ガレット・ディロワ」の生、半生菓子。クリスマスの定番「シュトーレン」なんと呼んでいいのかわかりませんが果実やナッツたっぷりのジャム「コンフィチュール・ド・ノエル」の6品であります。

 先生の修業したパリの菓子店、「ストーレー」はなんと1730年創業、我が国では将軍徳川吉宗が享保の改革に取り組んでいたころです。受講者もフランス菓子の伝統とトレンドを製品を通じて学んだことでしょう。今回参加できなかった組合員の皆さん、若い仲間が大勢います。次回は是非ご一緒に。

 栃木県菓子工業組合専務理事・斎藤友紀雄