福井県菓子店

2011.10.15

御菓子司 栄太楼

若い世代への意識と地元原料へのこだわり

御菓子司 栄太楼 大正13年、 福井市佐佳枝上町にて創業。 現在3代目が奮闘中。

 福井県を代表する銘菓、 羽二重餅 (はぶたえもち)。

 明治、 大正のころ盛んに生産され活況を呈した絹織物の 『羽二重』 に由来したこの菓子は、 福井の土産品として定着し名前は県内外に浸透しております。

 当店では材料を厳選して伝統の味を追求する一方、 若い世代や地域性を意識した多彩な商品をアレンジし幅広い層へのアプローチを続けております。

羽二重餅 代表銘菓である 「五色羽二重餅」 は従来の白い羽二重餅にレモン、 イチゴ、 抹茶、 ココアを加えてお子様や若い世代にも喜ばれております。 又、 羽二重餅でチョコレートを包み粉末のホワイトチョコをトッピングし、 一口サイズに仕上げた 「羽二重ショコラ」 は若い女性をターゲットに販売しております。 近年、 バレンタインデーには欠かせない商品に成長しました。

 今年に入り米トレーサビリティ制度が本格的にスタートしましたが、 当店では地元の農事組合が生産されたもち米を契約栽培してもらい、 その原料を製粉会社に委託加工し使用しております。

 契約栽培も3年目に入り農事組合との絆も強くなりより深い信頼関係が生まれました。

 もち米も今では品種を指定し店売りの和菓子やお赤飯にも利用しており、 昨年には精米機も導入し地元の新鮮な原料で製造した和菓子をお客様に提供できるようになりました。

 冠婚葬祭の注文菓子が減る一方、 これからはもっと地元原料にこだわったお菓子作りをしていきたいものです。

 福井県菓子工業組合常任理事・岡嵜幸誠