秋田県菓子店

2011.08.15

郷土菓子司 勝月

地元秋田のこだわり

片谷健太郎社長 今回は秋田市通町にお店を構える勝月さんを訪問しました。

 勝月さんは大正15年創業、創業者は片谷勝也さん。二代目が信一さん、現在社長の健太郎さんが三代目になります。二代目片谷信一さんは元秋田県菓子工業組合理事長で、7月まで秋田県和菓子協会会長を務められました。通町商店街理事長として地域のために尽くされる人格者です。健太郎社長は私のあとの秋田県菓子工業組合青年部長を平成17年から6年間務め、今年ぜんげつ堂の遠藤さんにバトンタッチしました。商工会議所青年部や通町商店街の役員を務めたり、地域の活性化にも全力で取組んでいます。

 秋田県内でもほとんどの商店街がシャッターストリートになってしまった中、通町は毎月第四土曜日に「通の市」を開催したり、6月にはヤートセまつりの主会場、10月には「きつねの行列」を行うなど、商店主が連携して事業に取組み、町に活気が感じられます。その中心メンバーとして片谷さんたち若手が頑張っている訳です。お客様が高齢化して来店頻度が減少傾向にある中、商店街活動を頑張って、若い世代にもPRして店にお客様を呼び込みたいと熱い想いを話してくれました。

 通町橋に近いところに、明るくきれいな勝月さんのお店があります。直営店は本店と駅ビルトピコ店の二店舗、他イオン等の委託販売先が8ヶ所あります。代表銘菓「めるへんかまくら」「りんごもち」「赤れんが館」「ほっくり小町」の他、和洋菓子約80種類を販売しています。自家製あんにこだわり、朝生菓子の充実に力を注いでいます。今の時期は「ふまんじゅう」秋になったら「あきたこまちだんご」が人気です。菓名も秋田にこだわり、地産地消、地元の素材を活かした菓子づくりに励んでいます。

 東日本大震災の影響を受けて、春から売上が低迷しましたが、それを打破すべく従業員一丸となって、おいしいお菓子づくりに取り組み、地域のお客様とのコミュニケーションを強化しています。

 現在は、販売員と製造の職人の兼務体制づくりに取り組み「売るだけでなく作れる販売員」「作るだけでなくお客様とふれあって販売できる職人」を目指し、お客様のニーズにそった菓子店創りにトライしています。私も大変共感しました。

 勝月さんといっしょに「おいしい菓子創り」「元気な秋田創り」にチャレンジしていきたいと思います。健太郎社長はまだ独身、早くいい嫁さんが来てくれれば鬼に金棒です。

 全菓連青年部東北北海道ブロック長・小国輝也