富山県レポート

2011.07.15

第四十九回通常総会(総代会)開催と藤井邦明氏(富山製菓専門学校理事長)講演会

 富山県菓子工業組合の第四十九回通常総会は六月十四日 富山電気ビルヂング四階で開催された。(組合員三〇〇名)最初に出席者全員が東日本大震災で亡くなられた方々に黙祷を捧げた後、委任状数が報告され総会が成立する旨宣言し、開会した。大野理事長挨拶に続き 平成二十二年度事業報告、収支決算書及び損益処分案、役員改選が行われ大野理事長の再任、二十三年度事業計画・予算案を承認した。其の後 「米トレサビリティ」に関しての明細報告がなされ 平成二五年四月広島で菓子博開催協力の依頼や、全菓連ビル等の報告 我々業界を取り巻く諸問題を協議した。その後 昨年春、開校された富山製菓専門学校の理事長藤井邦明氏を講師に講演会が開催された。藤井理事長は二〇世紀から二一世紀に移行したこの二〇年間に焦点を当て激変する日本社会の現状を分析、「不安な現代」の中、老後の貯蓄・健康など他力本願から自力本願へ国民の視線が変化している事を示唆。その中で、生産地と消費者が一致する数少ない菓子業界は「心の豊かさ」を地域の方々に提供している事をもっと自覚して欲しいと、自分の父の亡くなる数日前の出来事を引合に出して熱っぽく語られました。その出来事とは、氏の父上が余命幾ばくとなった時、何が欲しいかとの問いかけに『○○堂の△饅頭』が食べたいと言ったので直ぐ行って買ってきたら大変満足そうにその饅頭を食べられたそうです。一個の饅頭が波乱万丈の人生を終えようとする人間に、もう何時お迎えが来ても良いと言う「豊かな心」を与えて繰れたと語られ、何時も○○堂の前を通ると父の顔を思い出すとの話をしみじみ語られました。そして、是非皆さんも「死ぬ前にあそこのあのお菓子が食べたい」と言うお菓子を作り、提供し続けて欲しいと続け、最後に微力ながらこの富山の地で菓子業界発展の為、富山製菓専門学校も共に地域のお菓子屋さんと協力仕合ながら全力で走りたいとの力強いお言葉を戴きました。その後 会員同士・来賓との懇親会に入り名刺交換・情報交換等に花が咲き盛会の内に終了いたしました。

 富山県菓子工業組合副理事長・田中健一