兵庫県レポート

2011.06.15

来年大河ドラマは『平清盛』

産業振興につなげよう!

田辺眞人先生 このたびの東日本大震災で被災なさいました皆様に心からのお見舞いを申し上げます。

 たいへんなご苦労もあるかとは存じますが、一日も早く復興できますことを切にお祈り申し上げます。

 さて、来年のNHK大河ドラマが「平清盛」に決定されたとの発表がありました。平清盛は神戸港の礎となりました「大輪田の泊」の大修築や福原遷都など、神戸にとって大変縁の深い人物です。そのため神戸では、昨年12月に矢田神戸市長、井戸兵庫県知事、大橋神戸商工会議所会頭の3人が発起人となり『(仮称)大河ドラマ「平清盛」兵庫・神戸推進協議会』(以下、推進協議会)が設立され、当組合も参加させていただきたいとメンバーとして参加させていただきました。

 昨年より折ある毎に様々な分野の方をお招きし、特別講演を企画しておりますが、本年1月に開催された当組合の新年名刺交換会では、推進協議会にも参加されている園田学園女子大学名誉教授で郷土史家でもある田辺眞人先生をお迎えし、「江の時代と兵庫県~大河ドラマの活用~」というテーマでご講演いただきました。現在放映されている滋賀県を中心に近畿が舞台となっている「江」をはじめ、放映期間が長く様々な人物が登場するNHKの大河ドラマは、大いに産業に活用できる人物やエピソードを提供してくれます。昨年の「龍馬伝」では坂本龍馬や勝海舟と縁の深い神戸海軍操練所など、兵庫県が舞台となることもありました。「江」では、江姫の養父・豊臣秀吉が別荘を建てるほど、有馬温泉を好みました。この有馬温泉も1596年に発生した地震により壊滅的な被害を受けましたが、秀吉が再建支援し現在に至ります。また江姫の娘である千姫も、第25回全国菓子大博覧会・兵庫が開催された姫路に深い縁があります。しかしながら、こうしたエピソードの多い大河ドラマですが、自治体におけるアピールが乏しく、菓子も含む産業の振興につなげられていないのが現状です。講演の中でも田辺氏から、「兵庫県菓子工業組合は来年の『平清盛』ではそういった機会を逃すことなく、盛り上げていかなければいけない」とのエールをいただきました。大河ドラマを契機に、新たなお菓子を造り出していこうと始まった組合員の活動に、ひとつの未来を確信するところです。

 兵庫県菓子工業組合事務局・奥山優子