山梨県レポート

2011.05.15

新武田兵糧丸

バージョンアップで心機一転

武田兵糧丸 毎年山梨県では四月に「信玄公祭り」が盛大に行われています。昨年、このお祭りに向けて「山梨の新しい菓子を作りたい」という考えのもとに、山梨県菓子組合が一丸となり「武田兵糧丸」と名づけた菓子を販売致しました。兵糧丸とは、戦国時代の武将が戦場で用いていた携帯用保存食です。

 県下十七企業の組合員が地元の食材を取り入れ、武田二十四将にちなんだ菓子を作りました。それを風林火山の袋に六種類ずつ入れ信玄公祭りで販売したところ、たいへん評判となり大盛況のうちに完売し、大きな手応えを感じました。

 しかし、この兵糧丸もイベント等で販売していくに従い、いくつかの問題点が出てきました。ひとつは、各企業で商品を製造しているため、全十七企業の商品を集めて迅速に販売することが難しいこと、もうひとつは、賞味期限の問題です。商品によって十五日~三ヶ月とバラツキがあることから、大きなイベントで販売ができなくなりました。このままではせっかく苦労してきた思いも無駄になってしまうと考えていたところ、常設販売の相談を受けていた県の地場産業センター「かいてらす」での販売に向け見直しを図りました。そこで融通がきく企業だけで「武田兵糧丸一番隊・二番隊」とし今日まで販売しております。お蔭様でお客様からは好評の声をいただき、県外へのお土産に購入される方が多いとのことです。個々に違う菓子店の味を楽しめることや、巾着袋を包装に使用していることが良いという声をいただきました。

 今年の信玄公祭りに向けバージョンアップのため新たな兵糧丸を募り、試食会等事前PR等をしましたが、残念ながら先の東日本大震災の為信玄公祭りは行われませんでした。この秋のイベントに向けて計画を作り動いているところです。当組合の更なる発展をこの武田兵糧丸に込め頑張っていきたいと思うこの頃です。

 山梨県菓子組合副理事・内田長久