青森県レポート

2011.04.15

この頃、思うこと

現状を変える為の行動を

 理事長を仰せつかって4期8年、関係各位のご指導ご協力を賜りながら微力を尽くしてきたつもりであるが、菓子屋の環境は年々厳しさが増している。

 あらゆる職種に云えることだが、昔からの店を続けても希望の持てるものは殆ど無い。~青森ばかりでないようだが。これは我が国の農政に起因していると私は診る。最近農家は懸命に働いても生活が難しくなった。他に勤め先もない。

 国民の食料を担っているという重大な使命が崩れ、自給率40%、先進国では最低の水準であり、今またTPP参加となれば14%に落ちると云われている。

 この間まで、GDP世界2位、これは国民の幸福度に正比例することで価値があるのでないのか。農地は荒れ、景気は最低、自殺者毎年3万余。大型店は小さい店を潰し猛威を振るい、不採算となれば直ぐ閉店、残された地には地元商店が再建できる余力も残っていない。県の人口も55年前に減少した。

 首都圏に居る3歳の孫、保育園、幼稚園に入れない。絶対数が不足なのだ。青森では入る子が無くてどんどん閉めているのに…。

 地方は、国の短所の吹き溜まりだ。

 「日本は何でもあるが、希望がない。」村上龍。

 「日本人がこんなに堕落して志を失い、恥を知らなくなった時代は、かつてなかった。」沢地久枝。

と云われる日本。

 首都圏ばかりに人が集る政治は、変えねばならない。~客とは、商品で勝負するよりない。現状を変えるには、自分が行動を起すしかない。他より良く安い菓子を造ることだ。

 これからは菓業人としての精進、日本人、地球人としての精進に努め、国内外の動きに眼を向け、要望することを直接、建設的に積み重ねて生きることが、仕事も、国も、地球も、明るい未来に繋がる道ではないのか。(勿論、役員の新陳代謝も必要である)

 自分が「人の道」と信ずる生き方を毅然と、優しさを持って歩んで行きたいと思う。

 新幹線も青森まで開通、東京から三時間だ。旨い地酒、美しい女性、美味い食物、雪、イタコ、いつも見られるネプタ、美しい自然他、青森に魅了された国内外の人達で大賑い。だんだん景気も良くなっている。アンダ(あなた)も青森さコイヘ(おいでなさい)。タマゲルヨ(驚くよ)。ヘバノー(じゃ~ね~)

 青森県菓子工業組合理事長・古川陽太郎