愛知県菓子店

2011.02.15

技術を学ぶ大切さ

自分のために、業界のために

プチ・フレーズ 私は、名古屋市東区の出身で、工業高校の機械科を卒業しました。機械科で学んだことも遠回りですが、自分にとっては一つの経験として、ものづくりの勉強になったと思います。公立高校に入って親の学費負担を減らしたかったという思いもありました。

しかしながら、高校卒業後は機械関連や建築の方面に進むかと思えば、何と洋菓子職人を目指しました。「プチ・フレーズ」創業から二十五年間で、現在は四店舗を経営し毎日大忙しです。他にも、職業訓練校、洋菓子協会、食品衛生協会、東洋菓子組合と、微力ながら働かせていただいております。

ヒット商品にも恵まれました。「かりかりクッキードームシュー」や、有難いことに「名古屋コーチンかっちゃんプリン」は何と農林水産大臣賞をいただきました。その後も、「えっちゃんロール」、「ドームチーズ」と次々新作を出しています。

「地産地消」はこれからのキーワードです。行政と私たち、生産者と消費者、この連鎖をきっちりとこなすことで多くの人に喜んでもらうことができます。食として安心・安全であることは当然です。食品衛生と食材の安全を守ること、そこに最大限の技術を加えることが大切です。

その技術を自分のものにするだけではいけないということで、愛知県菓子技術専門校で洋菓子技術担当副校長として働かせていただいておりますが、より多くの訓練生に、正しく、短期間にしっかりと学んで欲しい。

働きながら学ぶということは、今の情勢では大変なことです。目標や目的があればこそできることなので、私も生徒以上の意志を持って携わりたいと考えています。

検定委員としても同様で、技能検定試験や職業訓練指導員の資格も、今以上にこれからの時代には必要なものであると思います。自分にとっても、これらの資格があるが故に後進の指導にも役立ちます。

これに製菓衛生師の資格を加え、これらの資格を有することは、業界のためにも重要なことだと考えています。

 愛知県菓子工業組合・田辺悦朗