山梨県菓子店

2011.01.15

山梨のワイン…和菓子でエコ

 当店は、明治四十二年甲府市の西方、南に富士山、西に南アルプス連峰、北に八ッ岳に囲まれた地に、初代飯野巻次郎により、開業致しました。二代目光丙、三代目政光 四代目順一、現在は、政光の妻と、順一の妻で、製造、販売を家族で営業をしております。

 昔この地は「月夜でも、枯れる」(月の光ですら草木が枯れてしまうほど水不足で乾燥する)と、表現されていました。

 現在は、南アルプスの、水に恵まれ、豊富な農作物が、取れるようになりました。特に「さくらんぼ」や「桃」「ぶどう」「柿」等、色々な果物が、生産されております。現在は、中でも「さくらんぼ」は、山梨が生産地の南限とされています。地元で採れたさくらんぼを種抜して加工し、「商品名」(御勅使川のしらべ)として製造しております。

 果物を使用する菓子は、製作するのには、苦労致します。大失敗の経験も有ます。

 「すもも」のソルダムを使用した酸っぱい餡は抵抗があったようで、売れずに挫折しました。それでも又こりずに研究を続け、この度「ワインエコ饅頭」を製作致しました。山梨県は、ワインの生産量が、日本一で国内生産の三の一を占めると言われております。ワインの製造過程で出る「果皮、種」は、年間三千万トン、四千万トン」にもなると言われております。白餡の中に、ワインペーストと、サクランボから出来るペクチンを加え黒砂糖の生地でつつみ、むした饅頭で、ワイン風味と、ペクチンの酸味のプチプチ感のある菓子です。当店の菓子で、古里を思い起す菓子作りを、今後も作って行きたいと思っています。

 山梨県菓子工業組合 菓子処松の屋店主・飯野政光