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千葉国体のキャラ「チーバくん」大人気

県の公式マスコットに

チーバくんクッキー 千葉県民期待の「ゆめ半島千葉国体」は九月二十五日、千葉市の千葉マリンスタジアムで総合開会式を迎え、正式競技三十七、公開競技二が、三十市二町の各会場で二十二日間開催され、十月五日大盛況で終了した。

 国体参加の記念土産として、菓子はもとより、落花生その他の農水産物、加工食品、酒なども人気でしたが、売上向上に寄与したのは予想通り、キャラクター「チーバくん」の存在だ。圧倒的人気で携帯のストラップやぬいぐるみ、Tシャツなども含め百五十以上の企業、団体が三百八十種類以上の「チーバくん」の関連商品を販売した。県がこれらの製造個数と小売価格から推計した関連商品の売上高は販売を始めた二〇〇八年度から計九億七千万円を超えた。

 菓子での「チーバくん」の生かし方だが、シールも用意されたが、箱の全面にドンと居座った感じのデザインの菓子が人目を引き、売上も良かったようだ。「チーバくん」の横顔は千葉県地図を模し、ボディは真っ赤、性別不明で犬に似た架空の生き物である。作者は「Suica」をデザインした方だそうだ。

 「チーバくん」の使用権の取得についてだが、「オフィシャルスポンサー(五百万円)及びオフィシャルサプライヤー(物品二百万円相当)の協賛による特典として使用権を付与される。後は個別案件ごとに使用申請に基づき使用が承諾された。

 さて、一方、お客様の人数はどうであったか、国体事務局によると、来県者については、選手、監督、関係者、応援者を合わせて延べ人数で、計七二万五千四百人だが、これには千葉国体終了後三日間開催されたゆめ半島千葉大会(全国障害者スポーツ大会)参加者も加わる。キャラクターグッズについては千葉県人の評価も高いと判断される。

 なお、県は「チーバくん」を公式マスコットキャラクターとして引き続き活躍させる意向だ。

 千葉県菓子工業組合理事長・髙橋弘之

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