群馬県菓子店

2010.12.15

過疎地で生きる

136年の伝統を守っていく

写真① 私の店は、下仁田町にあります。町の中心から、10㎞ほど奥に入った所で、景色も良く、とても静かで空気の良い所です。あまり商売には向いていない場所、と言っていいかもしれません…。

 私達の、下仁田・南牧菓子組合では、人口の減少と共に、組合員の数が年々減っていき、41歳の私が、次の組合長になる事になっています。

 田舎では、人付き合いがとても多く、様々な役職が舞い込んで来ます。消防団、交通指導員、小学校のPTA会長など、色々な役職をこなしながら商売して行く忙しい毎日です。

 店は創業明治8年で、私は5代目になり、父、妻、娘2人の5人暮らしです。
 創業当時の、餡の製法にこだわり、薪、大鋸屑の燃料でじっくり炊き上げます。味だけで無く、香りも楽しめる様に心がけて作っています。
 昭和3年に賞を頂いたカステーラをはじめ、豆の入った蔵まんじゅう、昔ながらの青柳や落雁などの商品があります。中でも、うさぎの落雁はとても人気があります。

 遠くから来られる常連客など、様々な人に支えられて今までやってこられましたが、忙しい毎日の中で、守る伝統、新しくやってきた洋菓子、それに、これからやらなければ行けない事など、様々な事を考えながら進んで行かなければならないと思っています。

 群馬県菓子組合理事・下仁田南牧支部長・山田勉