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匠が作る季節の和菓子

地方紙の連載に協力

二月に掲載されたのお雛様 ある青年部部員の下に、「匠が作る季節の和菓子」連載協力の依頼がありました。

 聞くと地元新聞社が運営する教養講座で講師を務めていた縁で、記者の方からお話をいただいたようでした。また、複数人の職人さんに登場していただく予定とのことでしたので、青年部有志数名で分担しました。

 早速、一月掲載分の取材が始まりました。季節にふさわしい和菓子を紹介するこの企画は、月1回第4火曜日に掲載されるとのこと、その際に何を表現した菓子なのか?素材は何か?なぜその菓子を選んだのかを記者のインタビューにお答えし、その菓子の魅力を職人が自由に語るという取材形式で進められました。

 和菓子作りに欠かせない素材について、主にうるち米、糯米を原料とする粉類の説明をさせて頂いた時の事、これらは粉の挽き方や、粒子の大きさ、焙煎、等の製法の違いで様々な和菓子に使われていることをお伝えすると、新鮮な驚きをもって受け止められていたのが印象に残っています。こうして始まった連載は、一月は節分、二月はお雛様、三月は道明寺桜餅、四月は抹茶生クリーム大福、五月は珈琲くず餅、六月は七夕と上生菓子や定番の物、定番の中に新しいニュアンスを含ませた物、バラエティに富んだそれでいて掲載時の歳時にちなんだ品揃えとなりました。

 今回、作り手が聞き手、読み手に和菓子の魅力をお伝えする際に、味や見た目といった技術面はもちろんですが、その製品の素材や背景なども一緒にお伝えすることで、より一層魅力が伝わるのだと感じました。実際、この連載を読んだお客様の反響は上々だったように思います。一部でささやかれている「和菓子離れ」なぞどこ吹く風と。

 そして連載はまだまだ続きそうです。

 徳島県菓子工業組合青年部部長・清水丈雄

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