東京都菓子店

2022.08.18

中野製菓

工場直売で地域商業活性化

いっぴんデー 東京都板橋区でかりん糖の製造を昭和33年から行っている中野製菓です。住宅地の中にある工場で、近隣の皆さんに還元できるようにと現会長・中野健三が、平成5年から工場敷地内で毎月1回の工場直売を始めました。お客様のご要望に応える形で、現在は毎週水・土曜日の開催となっています。

直売風景 工場直売の売上は順調に伸び、平成15年に板橋区の「区民が選んだ板橋のいっぴん」の認定事業で、当社の「黒糖かりん糖」が認定され、平成16年に日本テレビの「ぶらり途中下車の旅」で放送されてからは、さらに加速していきました。板橋区内での認知も進み、工場直売の売上も落ち着いた平成23年に毎月第一土曜日の工場直売に「区民が選んだ板橋のいっぴん」のお店に出店してもらいイベントを開催し始めました。

 当初は、お店が増えることにより当社の売上は落ちるだろうと思っていました。しかし、継続していけば「中野製菓に行けば美味しいものが買える」とお客様が増えてくると考え、実施いたしました。ところが、初開催から前年対比140%の売上となり、その後も順調に推移してその年の工場直売の前年対比は、105%となりました。

 現在は、コロナ禍によって大変苦労している板橋区内のお店にも声をかけ、「板橋おいしい土曜市」として、毎月2回の開催をしており、出店登録も25店舗となり、中野製菓を含む各店の売上も順調です。お客様は、1か所で区内の美味しいものが購入できて、新しいのお店の発見もある。出店店舗は、当日の売上に加えて実店舗の新規顧客の獲得もできる。そして、当社も新規のお客様の来店により売上を確保できる。「WIN―WIN―WIN」のイベントとなり、当社も地域の商業活性化に貢献できて、地域に密着した企業として評価をいただけおります。

 中野製菓株式会社代表取締役・東京都菓子工業組合副理事長・中野万博