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最近のスイーツのトレンドを探る

ポストコロナ時代の商品開発に向けて

スイーツwebセミナー 岩手県菓子工業組合(齊藤俊明理事長)が主催するスイーツWebセミナー「シャトレーゼ・コンビニスイーツは何が評価されているのか?~ポストコロナ時代の商品開発に向けて~」は、去る七月十一日、いわて観光経済交流センター会議室で開かれ、受講者が最新の業界事情と商品動向について理解を深めた。

 講演会は、岩手県中小企業団体中央会の新型コロナウイルス感染症対策事業を活用し、インターネットを利用したオンライン会議ツール「Zoom」にて開催された。講師にスイーツジャーナリストの平岩理緒氏、聞き手として岩手県菓子工業組合常務理事・技術部長の阿部大司氏が務め、対談形式で進められた。

 平岩氏は、事前に準備したシャトレーゼやコンビニのスイーツを一つ一つ試食しながら、商品の風味や香りについて、専門店の菓子と量産菓子の違いを丁寧に解説した。その中で、「シャトレーゼの商品は、世の中のトレンドをよくつかんで開発製造している。専門店の菓子は職人が、しっかりとした技術をもとに製造している。特に、低糖質スイーツでは、ロールケーキは生地がパサついたりするケースがあるが、シャトレーゼ製品は、ふんわりしっとりした食感で美味しい。ペーストやピューレだけでは出せない果実感があってリッチな味わいになっており、よく研究し製造されている」と語った。聞き手の阿部氏は、平岩講師の解説を掘り下げながら、専門店では、低糖質スイーツは取り組みが難しい分野であるが、身体に優しいという面で消費者の関心が高い分野ではないかなど、岩手県内の銘菓や菓子店の動向を説明した。

 Webセミナーは、夜間に行われたが、終業後ということもあり、約60名の受講があった。ゆっくり見ることが出来て良かった、関心のある内容が紹介されており、興味を深めたという意見が寄せられており、岩手県菓子工業組合では、引き続き、商品開発に関する勉強会を計画していく考えである。

 岩手県菓子工業組合・小沢仁

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