秋田県菓子店

2022.07.15

斎作屋菓子舗

苦境を乗り越え地元と元気に未来へ

酒まんじゅう 明治5年創業の当店は、酒母を仕込んで作る酒まんじゅうを看板商品として、秋田県大館市という所で約150年近く和洋菓子を製造販売をしています。

 ここ大館市は皆さんが良く知っている、渋谷駅前にある「忠犬ハチ公」の生まれた故郷です。秋田名物「きりたんぽ鍋」「比内地鶏」陸のキャビアと言われる「とんぶり」、新しい所では市場出荷数日本一の「秋田県産枝豆」特産食材や、工芸品では秋田音頭でお馴染み「大館曲げわっぱ」や、大館市内には温泉銭湯が点在し周辺には沢山の温泉地、東に八幡平『蒸けの湯温泉』『玉川温泉』、北に青森との県境の矢立峠「日景温泉」、観光地として世界自然遺産「白神山地」や十和田湖等、新しい所では令和2年に「忠犬ハチ公」が縁で、渋谷駅前にあった通称「青ガエル」の観光案内所として使用されていた車両が、大館市へ譲渡され「秋田犬の里」という施設敷地内に展示され連日賑わっています。

斎作屋お土産用商品 当店でも日々看板商品の「酒まんじゅう」や和洋菓子の他、お土産のお菓子として秋田犬をモチーフにした、乳菓「ハチ公くん」、サブレ「ハチ公」、「ハチ公クッキー」、白神山水を仕込水に使用した「ブナの森りーふパイ」、大館産の朝取り枝豆を練り込んだ「枝豆かすていら」、通称青ガエルの「電車羊羹」などの商品を揃えております。

 現在の商売の状況を見ますと、地方は高齢化社会により商店街の集客力、来街者数の低下等で、朝生やケーキ当の回転が鈍く、ここ数年コロナ禍により冠婚葬祭による引菓子の注文が激減、大変な苦境を強いられているのが現状です。

犬の里観光施設と青ガエル 最近はコロナ禍が原状回復の兆しが出始め、各県の地域振興商品券や県民割などを利用し、消費や観光等に出かける方々が増えてきております。

 日々の商いが厳しくなっている今、観光客の方々をターゲットとした戦略を考えるなど、個店でのできる範囲で展開しなければならないのかなと考えています。

 今までのお菓子を大事に守りながら、次の世代に繋げていきたいと思います。

 秋田県菓子工業組合理事・斎藤勇作