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今春の献菓祭を終えて

お菓子で「笑顔」「喜び」を届けたい

献菓された銘菓の数々 菓子工業新聞・令和四年三月号でお知らせしました『菓祖・中嶋神社献菓祭』を、四月一九日、中嶋神社佐賀県分社にて行いました。

 佐賀県分社にもかかわらず、これまでの献菓祭は伊万里支部の組合員のみで行ってきました。しかし昨今、コロナ禍になり、旅行・冠婚葬祭の自粛により菓子業界にも不況の波がやってきました。そこで今年は、今一度佐賀県の菓子業界が結束し、業界活性化を図ろうと、佐賀県菓子工業組合の組合員有志にも参加を呼びかけました。その結果、二四社にご賛同いただき三五品のお菓子を献上することができました。

お客様で賑わう菓子販売会 当日は雨天の心配もありましたが、久々の清々しい晴天でした。中原正博佐賀県菓子工業組合理事長以下組合員一六名に加え、深浦伊万里市長、松永伊万里商工会議所専務理事にもご参列いただき、神事が始まりました。組合員の若手二名が宮司のサポート役として献菓の手伝いをしました。神事は厳かに進み、参加者全員が玉串を奉納しました。

 夕方からは、場所を伊万里駅前広場に移し、伊万里支部で菓子販売会・福引抽選会を行いました。

 菓子販売会では、平日一時間の販売にもかかわらず、一〇〇人を超えるお客様に来ていただきました。菓子は、伊万里支部の各店舗より一品を持ち寄り詰め合わせた菓子袋(抽選番号付き)を販売しました。一人で何袋も買われる方もいて大盛況でした。途中、「伊万里お菓子倶楽部」が作成した紙芝居『お菓子の神様物語』(田道間守物語)があり、通行人の方も見入っていました。

佐賀の銘菓が当たる福引抽選会 また、菓子販売会後の福引抽選会では、献菓祭にて献上された菓子が景品としてふるまわれました。まず、県菓子工業組合の中原理事長に福引抽選番号の引き役を務めていただき、抽選番号に当たったお客様がさらにお菓子を選択する福引を行うというものでした。誰が当たるのか、どのお菓子が当たるのか、それは「お菓子の神様のみが知る」というスリリングな抽選会でした。お菓子は小さいものから大きなものまで、低価格のものから高額なものまでいろいろありましたが、当選者はどのお菓子が当たっても皆さん笑顔でした。お菓子はみんなを笑顔にする、すごいパワーがあることを感じました。

 これからの献菓祭ですが、佐賀県菓子工業組合内で相談し、より大規模なイベントにできればと考えています。豊岡の中嶋神社献菓祭を目標に、佐賀県や伊万里市を「お菓子」で盛り上げ、多くの人々に「笑顔」や「喜び」をお届けできればと思います。

 佐賀県菓子工業組合伊万里支部・内田剛

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