長野県菓子店

2022.05.16

木曽義仲にちなんで

NHK大河ドラマに登場

義仲くん 上田市千曲川左岸から合流する支流〝依田川〟流域を、依田窪と呼びます。

 その地域内に「依田窪菓子工業組合」が有り、現在上田市・長和町の9店舗が加盟して活動しています。

 上田市ゆかりの戦国武将と言えば〝真田幸村〟のビックネームがあまりにも有名ですが、只今放映されているNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する木曾義仲(源義仲 頼朝の従弟)も上田市と深い関りがあります。認知度としてはそれ程高くありませんが、幸村から時を遡ること430年余り前、義仲は平家討伐の為、海野氏(現東御市 真田家の本家筋にあたる)丸子氏、依田氏等を引き連れて現上田市依田城にて挙兵しました。その後、破竹の勢いで北陸を経由し京へ上り平家を退け朝日将軍となります。その後、皆さんご存じの通り源頼朝の命を受けた源義経、源範頼らに討たれて31年の短い生涯を終えました。勇猛果敢、義を重んじたその人柄は、県内数あるゆかりの地で今も慕われています。市では丸子文化会館において、木曾義仲役の青木崇高さん、源範頼役の迫田孝也さんを招いてのトークショーを開催するなどして盛り上がりをみせています。

義仲のかぶと そんな義仲の逸話をもとに1980年代に依田窪菓子組合(当時30軒程の会員が登録)の有志会員6軒にて兜型最中〝義仲のかぶと〟を考案し商標登録して販売しました。ここに来て義仲が大河ドラマに登場したことで再び脚光を浴びています。現在は上田市上丸子「銘菓処さわむら」と上田市鹿教湯温泉「塩川菓子舗」の2軒にて絶賛販売中です。また、市民から義仲にちなんだもので他にも何か欲しいとの要望が有り、登場したのがカスタードクリームをパン生地で包みクッキー生地と油で揚げた食パンの耳で細工した菓子パンの〝義仲くん〟です。兜をかぶったちょっとお茶目な義仲を表しています。製造販売しているのは上田市上丸子「笹沢ベーカリー」です。

 原料の高騰、後継者問題、課題山積の中では有りますが、当組合ではこうした取り組みが街の話題作りの一助になり、菓子を通じて世の中の食文化にいくらかでも彩を添える事が出来たら幸いだと考えています。

 依田窪菓子工業組合組合長・峯村秀樹(㈲笹沢ベーカリー専務)