富山県レポート

2022.01.17

第1回 BEST OF TOYAMA SWEETS

アフターコロナを見据え初開催

審査会場 富山県菓子工業組合は、アフターコロナを見据えた商品開発、また技術向上や若手職人育成の機会になればと、初めてとなる「BEST OF TOYAMA SWEETS とやま菓子コンテスト」を開催しました。

 コンテストは2021年10月27日、富山国際会議場で行いました。県内の組合員らからテーマ食材「いちじく」を使った様々な創作菓子、46作品が寄せられました。審査員の髙島屋和菓子バイヤーの畑主税氏、県内フランス料理店「レヴォ」オーナーシェフの谷口英司氏は会場にて、スイーツジャーナリストの平岩理緒氏には作品を開催日時に届くよう送り、東京からオンラインで参加いただき、それぞれに味覚、視覚、市場性、独創性の4項目を審査いただきました。

優勝した「御菓子司こし村百味堂」の干菓子「I♡bou(アイボウ)」 優勝は、高岡市「御菓子司こし村百味堂」の越村淳平さんが作った干菓子「I♡bou(アイボウ)」。洋の素材であるいちじくを干菓子にうまく使い、風味を引き出した点が評価されました。越村さんは、「使ったことのない素材のいちじくを使い、純和菓子で勝負しました」と。

 また、審査員の畑さんからは、「和から洋、生菓子から干菓子まで、いちじくを幅広くお菓子に表現してもらいました。初めての食材の取り合わせもあり、興味深かったです」と講評いただきました。

オンラインでインタビューに応じる越村淳平さん このほか、2位は「ひょうたん石」(松木菓子舗・松木功太)、3位は「無花果宝珠」(平安堂・黒崎のぞみ)、審査員特別賞には、「となみの散歩無花果」(畑製菓・畑聖直)、「ガレットで氷見イチジク」(三國屋・三國大輔)、「咲いたらいいな無花果の花」(パティスリーヴェルフヲンス・中村正一)が選ばれました。

 当日の模様は、地元テレビ番組の生中継、新聞、SNSなど多数のメディアで紹介頂きました。また今回出品された作品は、11月3日(水・祝)~9日(火)まで、地元百貨店・大和富山店で特別販売を開催し大いに賑わいました。

大和富山店での特別販売会 このコンテストは、イベントの中止や縮小、お土産需要の激減、冠婚葬祭の減少など、菓子業界にとって厳しい状況が続く中で、図らずもできた時間を有意義なものにしてもらいたいとの思いから開催を企画しました。またコロナ禍で、地元や地元の食材をより大切にするようになったと感じます。今後も開催を続け、普段はなかなか日の目を見ない若手職人の晴れ舞台となればと思います。また菓子業界単独ではなく、異業種とのコラボレーションも企画して行きます。

 富山県菓子工業組合理事長・渡邉克明