山梨県菓子店

2022.01.17

早川製菓

生しんこにこだわって

無添加のだんご 当店は前身の会社組織から、個人営業へと形態を変えて、4年が過ぎました。前身は平成元年9月に有限会社早川製菓として、創業しました。15年ほど、父の会社で仕事をして、方針の違いから、独立しました。その際、20代の頃、煎餅修行をさせて頂いたあられメーカー(全国の百貨店などで主に販売をしていた老舗)に相談したところ、製品を購入してくれることになりましたので、そのメーカーの下請けで事業をスタートしました。

 うるち煎餅は生地屋と焼き屋に分業されていますが、より特色の出せる一貫生産を行うことにして、工場建設、機械の選定などを経て、平成2年3月より、操業を開始しました。余り一般的ではない煎餅を作るため、製粉機はしんこに悪影響を与える熱を持たせない圧遍ロール製粉機を選びました。このしんこはメッシュを粗くして、米の風味をより感じられる堅焼き煎餅にしました。そして、もっと特色を持たせるように、生地の乾燥を熱風乾燥機などを使わずに天日乾燥を行いました。うす焼きせんべいでしたが、生地が天日乾燥によって、縮小するため独特の堅焼きになり、百貨店などで良く売れました。堅焼き煎餅を得意としてやってきましたが、だんだんほど良い堅さのものに移行していきました。お客様から堅焼きを食べたいが歯が悪くなって食べられないという声を多数聞くようになったからです。当然、もっと柔らかい浮かし煎餅も作りました。山梨でもっとも好まれた煎餅はザラメ掛けせんべいです。醤油の塩味とザラメの甘さが絶妙にマッチして好評でありました。

コンテナの売店 長い間煎餅を焼いてきましたが、機械も老朽化してきて、後継者もいないことから廃業をすることにしました。平成29年4月に廃業し、工場も閉鎖しました。しかしながら、まったく何もしないのもどうなのか?という思いが湧いてきて、夫婦で検討した結果、自宅前の通りに面した所で、だんご屋をやることになり、平成29年10月に開店しました。

 しんこは自家製粉です。例の圧遍ロール製粉機で引き落として素晴らしい米粉を作りました。だんごは酵素などを使わずに何も混ぜませんので、その日限りの商品です。作った翌日は固くなってしまいますので、売りにくいですが、お客様の様子を見ながら作っています。私達は高齢のため、将来の撤退を考えて、売店はコンテナにしました。

 いつまで、商売をやっていけるか分かりませんが健康維持も兼ねて楽しみながら続けて行こうと思います。

 山梨県菓子工業組合・早川製菓・早川一郎