香川県レポート

2021.11.17

カントリーフェスタ2021‌inかがわ

全国和菓子甲子園応募作品と地元のお菓子を販売

高松西高等学校「朧月」 毎年香川県で開催されているハンドメイド作品の大規模販売会に今回初めて組合の方に依頼の連絡が。是非、販売に来て貰って盛り上げて欲しいとの一報が来たのが、コロナが少し落ち着いていた6月某日、それから数カ月で一気に感染者数が広がり、蔓延防止期間の延長も決まった9月中頃、出店かあるいは参加とり止めか…最後のギリギリまで悩みに悩んだ結果、幸い県内の感染者数が延長以降大幅に減ったこともあり、参加を決意。それはまるで映画の緊迫なワンシーンのような状況…とまでは大袈裟ですが、通常のイベントと異なり難しいイベント運営をする事となりました。

最小限で最大限のパフォーマンス

高松東高等学校「結」 県から指示が出ているコロナ予防対策をマニュアル通りに従い、組合としても対策を講じなければならない。今回はあまり大勢で会場に居続けると皆にリスクを負わせる事となるので、なるべく最小限の人数で当日は対応、商品を提供してくれる店舗をかき集めて販売する事に。またイベント内容も通常では物販やテイクアウト販売、ワークショップ、そして今夏の「全国和菓子甲子園」にて県内で選ばれた3校の作品をお披露目し、認知度を広げると共に地元和菓子職人が少しアレンジを加えて商品化にし、実際作品を作ってくれた高校生と共に販売する、そういう基本軸があったのですが、そこもかなり縮小して行う事に。物販とテイクアウトのみの内容で全国和菓子甲子園の作品も半セルフ販売状態に。ただ、そんな中でも商品を提供して頂いた店舗様は実に15店舗!!品数も多く出品して頂き、そこに3校の和菓子甲子園作品も加わりテイクアウトコーナーも万全に設えて貰い、大々的な売場が出来上がる。初めてのイベント運営の指揮を執る自分には開始前少しこみ上げるものがありました。

菓子を通じての地域貢献と県外への発信

坂出第一高等学校「おに」 いざ開門すると、あくまでイベントはハンドメイド作品の販売会なので各作家さんのコーナーへ向かうと思いきや、組合の売場の方にも徐々に人が集まり、各店舗の商品を手に取りPOPの説明を読まれる方や店のパンフレットを読まれる方、なかには会場内の作家さんも県外から来てる方も非常に多く、まさかの自分の売場を常連のお客さんに任せてお土産探しに買いに来るという離れ技まで!確かに帰りの土産屋に寄らずに済みますが…。時間帯によっては会計に列が出来て「密」になりかけるまでに…さすがに汗をかきました。地元の方にはなるべく日頃、買いに行けない地域の菓子屋さんの商品に興味を持ってもらう接客を、県外から来られた出展者さんやお客さんには手に取った菓子屋さんの周りの観光地や名物まで教える、直接商品には関係ないかもしれないですが、敢えて接客に織り込む事でお客さんとの距離が近づき、お客さん自身もイメージを膨らませて購入して戴き、今度はその土地に行ってみよう!と思って貰う。そういう事でイベントに参加する意義はあると思います。テイクアウトについても地産地消にこだわったモノや時代に合わせたポップな品物まで、試行錯誤して考えた商品を老若男女問わず休憩場でお召し上がりになり、楽しまれている。一見イベントでは何気ない風景ではありますが、その何気ない会話の輪の中に自分達の商品が置かれている事に大変大きな意味がある気がします。これもコロナの問題にはなりますが、この1年少しの間で見ることが出来なかった風景でもあり、少しずつ…1歩1歩良い方向に向いているのではないかと感じました。また更に毎年開催している県内での大きなイベントが近々待ち構えているので、気を抜かず、気負わず前に謙虚に攻めるべし!
 カントリーフェスタ2021inかがわ、次回は2022年6月に開催予定。

 香川県菓子工業組合・桑田剛史