熊本県菓子店

2021.10.15

㈱お菓子の香梅の取組み

芸術の秋~お菓子と芸術~

ギャラリースペース お菓子の香梅は、今年72周年を迎える和・洋菓子を製造する菓子メーカーです。工場は阿蘇山麓の自然に抱かれた地にあり、日本でも屈指の名水でもある阿蘇の伏流水が豊富なため、美味しいお菓子を作ることにとても適しています。平成28年(2016)の熊本地震では大きな被害がありましたが、新工場を建設、これまで以上に徹底した品質管理と衛生管理を行ない、全国のお客様に安心してお楽しみいただけるよう日々精進しています。

 熊本市内に25店舗を有し、その中にはギャラリースペース&カフェを併設した店舗が4店舗。企業理念「くつろぎのごちそう」のもと、多くのお客様にお菓子と芸術を楽しんでいただこうという思いから造られた店舗です。店内は、店舗・喫茶・ギャラリーが併設されています。喫茶のテーブルは、こだわりを持って作られたもので、工場の廃材、パイプや窯などを再利用しています。椅子はカッシーナ(イタリア製)でとても座り心地がいいです。このギャラリー「ドゥ・アート・スペース」は、地域の皆様に活用していただこうと無料で開放。絵画展、音楽コンサート、発表会、市民講座など多岐にわたり利用されています。

喫茶 また、熊本出身の女性芸術家を応援しようと始まったのが「香梅アートアワード」、今年で13年目を迎えます。きっかけは、熊本市現代美術館の立ち上げメンバーで、元館長だった故南嶌宏さんとの出会いから始まります。2004年、熊本市現代美術館で開催された「鉄腕アトムの軌跡展」でアトムの1歳のバースデーケーキを作って届けました。その後、当時、熊本市現代美術館の理事長だった御厨さんの展覧会を「お菓子の香梅 帯山店」で開催することになり、南嶌さんと一緒に準備をしました。その南嶌さんのご提案で「香梅アートアワード」をつくり現在に至っています。香梅アートアワード受賞者には、賞金50万、奨励賞には賞金10万が贈られ、香梅の4店舗で2ヵ月にわたり作品の巡回展を開きます。これまで、絵画、染色、パッチワーク、人形、邦楽、バレエ芸術、華道、立体、日本画、絵画保存修復家など様々なジャンルの方が受賞されています。

 熊本地震からの復興、コロナ禍よる活動の制限など困難な状況に直面していますが、本来の使命「美味しいお菓子」をつくり続ける事、そして芸術を応援することで社会に少しでも貢献できればと思い日々努力を重ねています。

 ㈱お菓子の香梅