徳島県菓子店

2021.08.17

たまや菓子店

創業100年の歴史

たまやのお菓子 青年部、中四国ブロック長を拝命して初の取材!向かうは特急を乗り継ぎ到着した徳島駅から徒歩10分の「たまや菓子店」です。道路から目につく看板のスタイリッシュなロゴは知人のご子息が描いてくれたそうです。和モダンという印象の強い店は大正11年創業で来年に100年を迎えます。

 「歴史だけはある」と謙遜する徳島県青年部部長の清水丈雄氏は48歳。高校卒業後、日本菓子専門学校で学び、都内のふるや古賀音庵で修業されました。一番の思い出はデパート出店の立ち上げに携わったことだとか。修業先には同郷の徳島県前部長の春木浩良氏もおり、苦楽を共に前向きに切磋琢磨しました。

 4年半の修業から戻ったあとは、両親とたまやで働きます。店内で目につくのはカステラを作るために購入したというバッケンの文字の入ったオーブン。和三盆糖と加賀から取り寄せた米飴、地元の卵をたっぷり使ったカステラを焼くために主に使用しています。その他、季節の和菓子、栗饅頭やどら焼き、もなか、慶弔引菓子など和菓子屋の定番が並び、お母さまが店頭に立ち明るく接客されています。

清水丈雄さん 地域の高校のお稽古事用に毎週製作する和菓子は、お客様である生徒の顔が見える、菓子職人として楽しい仕事だと言います。卒業時には生徒がデザインした和菓子を作り、感動してもらう手応えを感じています。手間はかかりますが、和菓子に親しんでもらった高校時代の思い出の集大成にしてもらい、次世代に繋げていく取組みのひとつです。

 青年部長としては、部員が減っていることと部員の高齢化(徳島県は年齢制限なし)に対応するため、家業に帰ってきた後継者の情報を集め、若い部員の子どもが青年部に参加しやすい雰囲気を作っていきたいとのことです。コロナ禍で青年部独自の行事が難しいのも課題で、親会と一緒に催事や和菓子体験を行ったのが最近の主な事業です。

 これからの抱負は?と聞きますと「身の丈に合った長く続く商売をしていくこと」。謙虚で目立たないけど存在感のある、寡黙で穏やかな人柄がにじみ出た言葉でした。

※今回徳島県で青年部中四国ブロック大会を開催するにあたり、コロナ対策を十分にされた会場設営から和菓子甲子園の試食審査の段取りなど、清水部長をはじめ皆様に多大なご協力をいただきました。顔を見て話して元気になり知恵を結集する青年部の本来の意義を感じた大会でした。和田理事長の風情ある店舗へのご案内にも改めて御礼申し上げます。最後に、徳島に行ったら徳島ラーメンだけでなく、食べログ3・61の雲丹潰しラーメンも食べるべし。

 中四国ブロック長・恒松恵子

店舗データ

たまや菓子店たまや菓子店
徳島市徳島本町2-27
電話番号 088-652-4323