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【上十三支部―野辺地地域】の事業のPR。

青森県菓子工業組合

いがまんじゅう 青森県菓子工業組合は、現在、【東青支部】【中弘支部】【南黒支部】【西支部】【八戸支部】【上十三支部】【むつ下北支部】の7支部で構成されておりますが、上十三支部は支部内でも「上北地域(野辺地町)」「三沢地域」「十和田地域」と、広域に渡っており、それぞれの地域で、それぞれのまとまり、活動をしております。

 野辺地町は青森県の中央右側に位置しており、一部がむつ湾と太平洋に位置しております。菓子工業新聞のテーマに基づき、組合員へ聞き取り取材を考えたのですが、新型コロナウイルスの影響でその取材もままならず、今回は野辺地町の組合の現状をお話ししたいと思います。

楽しみながら作るクッキー 野辺地町は人口13,000人の地域で、4店舗が青森県菓子工業組合に加入しております。

 当町の中学校では毎年秋にバザーが開催されており、当組合にケーキを発注してくださいます。組合では注文を受け、4店舗に平等に振り分け、その売り上げの中より会計担当者が一年分の組合の会費(賦課金)を差し引いた残額を各店に支払います。

野菜クッキー このシステムにより、毎月の賦課金の集金は行わず、年一回の共同売り出しから差し引きし、組合へ賦課金を納入しています。そのせいか、組合員にすれば現金を直接支払いしていない為、賦課金の負担が少ないように感じているのではないでしょうか。これからは賦課金納付以外に、組合員の利益に繋がるよう、このバザーだけに頼らず、町に色々なお菓子の提案をしていきたいと考案しております。桜餅、柏餅、笹餅など季節に関した物等、町民にとっても身近な物から手掛けていけないか検討していく余地があると思っております。

地元での菓子にまつわる風習

ささ餅 当町の野辺地町では、毎年6月4日に旧の節句ということで、笹餅というお菓子を各店が製造販売しております。この笹餅は墓石に供えたり、仏壇に供えたり、昔から行わている行事です。青森県内ではとても珍しいようです。そして、この笹餅は組合に加入している4店とも製法が異なり、笹の包み方も違います。地元、野辺地町ではこの笹餅を親戚・友人の方々に送る風習が今でも残っています。

 昨年の6月は残念ながら新型コロナウイルスの影響で、寺でも自粛を呼びかけ、参拝者は少なかったと聞いています。この新型コロナウイルスがまだまだ終息されそうもない今、当組合、当支部もどうしたら持続可能な店にできるのか思案中です。

 青森県菓子工業組合理事長(上十三支部)・佐藤文雄

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