長野県レポート

2021.02.17

来たる動画時代とお菓子

動画で商品・お店をアピール

YouTube製菓学校 新型コロナの関係で物理的な「人」の動きがかなり制限されることによってネット上での買い物やテレワークによる仕事の仕方など大きな変化がありました。お菓子業界はリゾート関連や冠婚葬祭、イベント関連で落ち込みの激しい会社様と「お家時間」によるテイクアウト需要の増加で潤ったお菓子屋さんと二極化したのではないでしょうか?

 そして、昨今の原材料費や人件費の高騰、人手不足、職人不足など問題は山積しております。作業の機械化や商品の値上げ、企業努力をしてもなかなか難しい問題です。

 そこで動画の活用はこれからの時代最も重要になるツールだと考えております。

 以前の販促は、例えば新聞や雑誌などの紙面媒体の時代から、顧客データを管理しDM(ダイレクトメッセージ)などで広告を出すという方法などでしたが、SNSの進化により今はそれぞれのHP、FB、ライン、ツイッター、インスタなど所有し「個」へのアピールにより集客しているかと思います。

 そして次の時代、変化し再定義された広告、集客ツールはこの「静止画と文章」から「SNSを利用したショートムービー(短い動画)やYouTubeを利用した動画」の時代になると思います。

 私自身は「YouTube製菓学校」というチャンネルを運営し、若いパティシエや技術、知識向上を目的としている方々に配信しておりますが、お店の現場や実際の商品を紹介している動画によりお客様が確実に増えました。

 心理学的にも「作業工程を見てから食べる」というのは美味しさが増すという心理が働くそうです。

 YouTubeというと「広告収入で儲ける」という所に目がいきがちですが、動画の利用により短い時間で大量の情報も伝えることが出来るようになりました。
 例えば、今この文章を読みながら考えている時間より、端末でQRコードを読み取り動画で今回のテーマをお話させていただければ小スペースで、もっとたくさんの説明ができます。

 今までには無かった「お菓子を作っている姿」や「伝えたい想い」を動画という方法でアピールし、広く伝え集客していく販売方法、そしてその工程自体をマネタイズ(収益化)してみてはいかがでしょうか?

 当たり前のようにそれぞれがHPやSNSのページを持つように、当たり前のようにそれぞれが動画チャンネルを持つ時代は確実に来ると思います。

 長野県上田菓子工業組合青年部会長
ペストリーブティックストーリー オーナーシェフパティシエ・有賀弘隆