秋田県レポート

2021.01.15

プレミアム菓子クーポン大人気!

各店で行列、即日完売に

 新型コロナウイルス感染症の影響で人の往来が激減し、秋田でも駅や空港、観光地のお土産売り上げが激減し、冠婚葬祭も自粛ムードで引き菓子需要がなくなり、菓子組合の加盟店も大変なダメージを受けている。

 秋田県菓子工業組合秋田支部では、秋田市のコロナ対策の資金を活用して、菓子購買の需要喚起のための事業を行うことにした。

 光月堂の川口社長が秋田市議会議員を務めており、秋田市の担当課との相談もスムーズにいき、「プレミアム菓子クーポン」を発行することになった。秋田市から100万円の助成金をいただき組合からの負担額とあわせて、1750枚のプレミアム菓子クーポンを発行した。お客様が1000円で2000円(500円券4枚)のクーポンを購入し、菓子組合秋田支部加盟店で金券として使える仕組みである。22社の45店舗で使用できる。期間は11月20日から来年2月14日のバレンタインデーまでとした。

 秋田県庁で記者会見したところ、新聞・テレビふくめ25社のマスコミから取材いただき、かなり大きく報道されたため大反響だった。20日の初日までにすべてのクーポンが即完売してしまった。開店前から各店にお客様の行列ができて、開店してまもなく売り切れた店がほとんどだったため、せっかく足を運んだのに買えなかった方が続出して、お叱りとクレームが多く寄せられる結果となってしまった。組合や加盟店への電話も殺到し、ちょっとしたパニックだった。地元の魁新報にお詫び広告をだして、お買い求めいただけなかった皆さまにご納得いただいた。

 半額のインパクトが大きかったのと、ちょうどこれからお歳暮やクリスマス、年末年始、お年賀、バレンタイン等が続き、菓子の需要の多い時期になることが、今回の行列騒動になったと思われる。購入することができたお客様には大変喜んでいただき、さっそくそれぞれの店で使用していただいている。お菓子のニーズはまだまだ大きいことを実感することができた。またお客様がお店をまわっていただいたので、お店を覚えていただく結果にもなり、それぞれのお店の商売にはプラスになったのではないだろうか。事業規模が小さすぎたが、菓子が好きな方々がたくさんいることが肌感覚でわかったことがこのプレミアム菓子クーポン事業の大きな成果である。

 コロナで巣ごもり需要も増えているので、このピンチをチャンスととらえ、もっと地元秋田の皆さんに秋田のお菓子を愛していただけるように、真摯においしい楽しいお菓子創りを続けていきたい。

 秋田県菓子工業組合秋田支部支部長・小国輝也