大阪府菓子店

2021.01.15

大阪・なんば 浪芳庵

従業員を大事にして急成長

本店のれんの前で。取材中もお客様がひっきりなしに訪れる。 今回は大阪・なんば「浪芳庵」にご訪問、大阪府生菓子青年クラブ所属、6代目店主井上文孝さんにお話を伺いました。

 ここ暫くで急成長され、また従業員さんたちとの関わり方に大変興味がありましたので、お伺いをさせていただきました。

―御社の成り立ちを教えてください―

 祖業は安政5年創業、河岸の茶店『河内屋』でして、ずっと労働者や地域の皆様に団子や餅菓子を販売していました。お店の場所は何度か移転しながら、10年前に工場店として現在のかたちになっております。

―従業員さんと食事や海外旅行等も頻繁に行っておられる―

 私の目指すところ、想いなどを共有するためには、研修会や会議室で語るより、この方法が具体的に伝わりやすいと考えています。想いが伝われば、あとは皆同じ価値観でやってくれますから

売上の半分近くを占める「炙りみたらし」は、どの店も同じく提供できるオペレーションがキモ、とのこと。―本店の移設、商品展開など、先代との意見の相違は―

 特に本店の件は相当議論しましたが、想いをしっかり話したところ、最終的には納得してくれました。祖業を疎かにしない、という点は、今の売上構成比からしてもしっかりと守れていると思っています。

―直近の伊丹空港など、直近で新店も精力的に出されている―

 本店移設後、多くのお引き合いがあります。建材などにも拘りを出せる旧知の方を頼るなど、見え方にも工夫をしており、そういう点も注目頂いているのかも知れません。

―全菓連の活動も精力的にされている―

 手間が多くて、という思いの方もおられるようですが、それをきっかけに多くの方と縁を頂けば単純に楽しいし、仕事の相談も相手のことを知っているからこそだと思います。

 ポジティブな井上さんのお話を伺い、店員さんが皆楽しそうにお勤めされている姿に納得してしまう訪問でした。

 全菓連青年部近畿ブロック長・津田陽輔