山口県レポート

2021.01.15

ゆめいしん米粉

グルテンフリー食品としてアメリカ輸出

ゆめいしん米粉 山口県山口市にて6次産業化に取り組む名田島農産では、平成24年に最新鋭の設備を導入し、山口県産米を微細分に製粉し米粉の生産を行っています。給食用のパンの原料としてはもちろん、菓子においても汎用性が高く県内では幅広く流通するようになりました。このような業務用だけでなく、少量入りは県内スーパーでも広く販売されており県内の米粉のシェア率は高いものとなっています。「ゆめいしん米粉」の名前は商標登録もされ、レシピを付けて販売したり米粉スイーツをイベント出店したりなど、米粉に親しむ取り組みも行っています。

 このたび米粉の普及と需要拡大を目指した新しい取組みとして、やまぐちの農林水産物需要拡大協議会(構成:JA山口県、山口県、ジェトロ山口等)が行うアメリカ向けの山口県産米などの輸出商品に、名田島農産が生産する「ゆめいしん米粉」が認定されました。これは商品の輸出を低コストで小ロットからでも可能とする県独自の事業で、他に精米やもち米、わかめふりかけ、夏みかんマーマレードがあります。

 認定後は、山口県農林水産部ぶちうまやまぐち推進課(自治体の名称としては斬新なネーミングです)の協力を得て、11月にアメリカ合衆国食品医薬局(FDA)への事業者登録を完了させ、グルテンフリー食品として2020年12月に第一便をアメリカへ向けて輸出しました。

 名田島農産では「米国や欧州では、小麦を使わない食品によるグルテンフリーダイエットが注目されており、小麦粉と同程度の粒度に製粉した弊社の「ゆめいしん米粉」は十分な商品価値があると自信を持っている。アメリカでの輸出を契機にさらに事業拡大に取り組みたい。その可能性はあると確信している。また、アメリカをはじめとした海外での反応がとても楽しみである。」と話していました。

 菓子組合員でもある名田島農産の米粉は山口県の学校給食用米粉パンの原料にも使用されています。今後の米粉普及について、山口県から全国に、さらには世界を対象に積極的に展開する予定であるとのことです。

名田島農産
山口市名田島1146番地/電話083―972―7020

 山口県菓子工業組合専務理事・恒松恵子