東京都レポート

2020.11.16

コロナ後の世界と日本

講師 大武 健一郎氏(元国税庁長官)

東京都菓子工業組合協力会第42回通常総会

大武健一郎氏 令和2年10月12日(月)に、第42回通常総会が上野「精養軒」に於いて開催されました。例年ですと7月に行われていましたが、コロナ禍の中、先延ばしになっていました。協力会・東菓工合わせて48名の方が総会にご出席下さいました。

 寺本眞一会長(寺本製菓材料㈱取締役社長)のご挨拶の後、司会は後藤真由副会長(内外香料㈱代表取締役社長)です。議長には寺本会長が選ばれ、直ちに議案の審議に入りました。第1号議案から第4号議案まで、全ての議案が慎重な審議の上、異議の声なく原案通り可決決定しました。欠員になった会計には、日新化工㈱代表取締役社長の直井広明氏が全員の推挙により就任されました。

 滞りなく総会が終了し、続いては恒例の講演会が行われました。

 幅広い人脈をお持ちの協力会副会長の㈱愛工舎製作所代表取締役会長の牛窪啓詞氏のご紹介で、大武健一郎氏を講師にお招きしました。

 「コロナ後の世界と日本」という、まさに今が旬というテーマでご講演頂きました。大武先生は、東京都出身で、東大経済学部卒業、同年大蔵省入省という優秀な方です。税務端でキャリアを積まれ、国税庁長官を務められました。講演をお聞きしていますと、幅広い知識と、柔軟な思考をお持ちだということが良く解ります。

 内容をかいつまんで記しますと、コロナ後の世界の情勢は、よりIT中心の世界へと変化し、米中の激突、中東イスラム国家の混乱とテロのリスクの高まりを引き起こします。加えて、日本の情勢はというと、IT化と個人化が一層進み、外国人労働者、観光客の減少も継続する。会社の中で中間管理職は必要なくなり、二極化が進む。日本の財政は破綻し、日銀の異次元金融緩和のツケが回ってくる。

 だからこそ、生き残る為に、考える力と行動力が今こそ必要だと説かれています。眠気を覚える暇もなく、少し頭をフル回転し過ぎました。先生、ありがとうございました。

 続いては、場所を移動しての懇親会となりました。

 東菓工組合員と協力会会員、来賓の方を併せて78名の方がお集まり下さいました。多数の方にお集まり頂き心より感謝申し上げます。司会は、毎度お馴染み二葉晃司氏(二葉製菓㈱代表取締役)です。氏の持つ明るい雰囲気はそのままですが、時節柄少しトーンを抑えた名司会ぶりです。

 まず、寺本会長にご挨拶を戴きました。続いて、全菓連事務局長渡辺嘉一郎様のご来賓の紹介があり、日新化工㈱直井広明氏の乾杯の音頭にて開宴し、懇親に入りました。

 東菓工と協力会も懇親の場を多く重ねるようになり、小さな輪が大きな輪になってきたのは喜ばしいことです。今回は、大きな円卓に6名ずつの着席スタイルでの懇親会になりました。ご出席の方は周りの方と落ち着いて話が出来たのではないでしょうか。

 東菓工筆頭副理事長の江川清志氏(マルエ製菓㈱取締役会長)による二本締めにて、盛会のうちに中締めとなりました。

 来年は、世界がそして日本が少しでも穏やかになるようお祈り申し上げます。

 東京都菓子工業組合副理事長・中谷製菓㈱代表取締役社長・中谷光基