茨城県レポート

2020.10.16

コロナ禍の状況で進めた新しい試み

茨城の名産品・パパイヤ この度の新型コロナウイルスの猛威により、今年度のイベントはほぼ中止が決まり、大勢が一堂に会する祭の無い、いつもと違う季節が過ぎています。幸いステイホームによって季節ものの販売は各家庭での消費が増えた様に感じています。いつまでもコロナに振り回されているわけにはいかないと、出来る事を見直してみようと考えました。私は2つの事を試みました。

シャインマスカット 1つ目は地元の素材を見直したり発掘したりする事。私の店は元々地元の素材を使用していましたが、時間が出来たので埋もれている素材を探してみました。以前、あるコンクール入賞作品は地元の菓子店でも使用しているのを耳にしない素材を前面に出していました。これは感心すると同時にやられた気持ちも湧いてこの試みにいたりました。いざ探し始めると自分の住んでいる地域で栽培されている作物を私は知らな過ぎて恥ずかしい位でした。更に同じ県産でも別物では、と思うほど特徴が違ったり、なぜ菓子に使われていないのかなどと思う素材があったりと、まだまだ始めたばかりですが知人等を通じて様々な生産者の方々と出会い素材を学び、より良い菓子に繋がっていければと思います。

栗 2つ目は自分自身です。正直言って何の疑問もなく自店の事だけやってきました。しかし、昨年の県菓子組合の理事会で青年部長から全国和菓子甲子園の、学生たちの菓子に対する熱、本気度を聞いて、何か直接は関係なくとも菓子に興味を持つ学生の手伝いを出来ればと考えていました。そこで、その時にものづくりマイスターの話も聞いていましたから、このような状況下をチャレンジするチャンスと捉えて書類をそろえ提出しました。今から講習会を受けて学生の前に立てる事を、不安もありますが楽しみにしています。マイスターに登録したことで御菓子を好きな人に貢献し、この仕事を生業としてきた恩返しが出来ると思っています。

 大変な時期に変わりはないのですが、私は少し違うことを始めてみようと思いました、どの様に進むか解りませんが、コロナ禍に何らかのアクションを起こしてみたかったのかも知れません。

 茨城県菓子工業組合理事・海老澤満