宮城県レポート

2020.07.16

「ずんだ餅」

宮城県の夏の郷土料理

ずんだ餅 今回は、宮城県人が愛してやまない「ずんだ餅」を紹介します!「ずんだ餅」は宮城県の夏の風物詩として県民に愛されています。枝豆は夏が収穫時期なので、昔から「ずんだ餅」は、お盆やお彼岸の供え物として作られることも多く、宮城県の夏の季節料理として食されてきました。最近では、ずんだを使用したお菓子や土産品なども増え、一年中「ずんだ餅」を目にし、食べる機会も増え、「ずんだ餅」が大好きな私には嬉しい限りです!

 「ずんだ」という名称の由来は諸説あるそうで、戦国大名の伊達政宗公が合戦の際に陣中で「陣太刀(じんだち)」の柄で枝豆を潰して食べたのがはじまりとなり、それが訛って「ずんだ」と呼ばれるようになったとする説です。また、仙台藩の領内に住んでいた「甚太(じんだ)」という者が枝豆を潰して餅と混ぜて食べていた所、それを見た周囲の人達が「甚太餅(じんだもち)」と呼ぶようになり、それが訛って「ずんだ餅」となったとする説もあります。また、「ずんだ餅」は平成19年には、農林水産省により、農山漁村の郷土料理百選に選定されています。

 「ずんだ餅」は栄養豊富な枝豆を綺麗な薄緑色の餡にする事で見た目も、涼し気で可愛らしく、魅力溢れる料理です。夏に作られるので、冷やして食べるのが普通で、すり潰して食べ易くされた「ずんだ」は消化にも良く暑い夏の料理として好まれています。

 ずんだ餅を一口食べると、たちまち口の中いっぱいに豆の香りが広がります。

 素朴な味付けなので、豆の風味とつぶつぶの食感、もっちりしたお餅の絶妙なバランスの優しい味わいに、ついもうひとつと手を伸ばしてしまいます。夏バテなんてどこ吹く風です!

 つぶつぶとした食感は、一度体験すれば癖になる一品です!コロナ禍で大変な世の中ですが、流行が落ち着いた際には、是非宮城県に来て頂き、「ずんだ餅」を食べてみて下さい。

 宮城県菓子工業組合事務局・関根美智子