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菓子業界研修会を開催

菓子業3団体合同で実施

薩摩川内市会場 今後数年の間に、菓子業界に関する制度が実施されます。「栄養成分表示」は2020年4月から、「HACCPに沿った衛生管理」は2020年6月から、「原料・原産地表示」は2022年4月からですので、理解と準備が必要です。

 そこで、鹿児島県菓子工業組合、鹿児島県洋菓子協会、鹿児島県菓業青年会の菓子業3団体合同で、過日県内5ヶ所で研修会を実施しました。

 「HACCPに沿った衛生管理」については、全菓連から各組合員に手引書を送付していただいておりますが、改めて言葉で説明することで理解が深まるであろうこと。また「原料・原産地表示」は2年後からですが、「栄養成分表示」の記載と同時に行った方が、包材の切り替えが1回で済むと考え、同日に研修会を実施することにしたのです。

 「栄養成分表示」と「HACCPに沿った衛生管理」については地域の保健所のご協力をいただき、「原料・原産地表示」については、九州農政局鹿児島県拠点から、講師を派遣していただきました。

 それぞれが30分ずつでしたが、テキストやプロジェクターを用い、短い時間で工夫して丁寧に講義をしてくださいました。研修終了後時間をいただき、事務局の方で、全菓連が推奨する「菓子業界栄養成分計算ソフト」の使用方法を、プロジェクターを用い具体的に説明し、またパソコンを持っていない方、苦手な方、表示が必要な菓子の数が少ない方のために、組合でソフトを用いデータ作成の代行していることを紹介しました。

 質疑応答も含め、合計2時間という長時間の会でしたが、実りの多い研修会になったと思います。実施した会場と参加者数は、1月20日鹿屋(28名)・21日鹿児島市(24名)・22日薩摩川内市(20名)・23日霧島市(18名)・26日奄美市(10名)でした。

 この研修会以降、組合新規加入者が2名、再加入者が3名、ソフトの申込が14名、データ作成の依頼が22名ありました。

 質疑応答や会話の中で、多くの方が不安を持っていることを強く感じましたので、研修会に参加した方だけでなく、参加できなかった方にもしっかり理解していただくことの必要性を感じ、研修内容をまとめ、2月6日に全組合員にFAX及び郵送で周知しました。

 これからも、組合員に寄り添った組合でありたいと思います。

 鹿児島県菓子工業組合事務局長・惠島理子

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